ぼくのおじいちゃんはサイコー! カミナリのむすめさんと結婚し、 雪の精となかよしになり、どんな願いもかなうまがり角をしっているんだ。
久しぶりに兄(小6)妹(小2)共にハマって、繰り返し読んだ本でした。
すべてのお話が、おじいちゃんと孫の会話という形で進んでいくのですが、おじいちゃんの話がとにかくすごい!
一つのテーマが「これでもか!」というくらい広がって、どんどんスケールの大きな話に発展していくのです。
そして、そのひとつひとつがとてつもなくおかしくて面白い。
私も読んでみて、子供達がハマったわけがわかりました。
『嘘』は、悪意があって人を傷つけるもの。でも『ほら』は、悪意がなくて人を楽しませるものだと聞いたことがあります。
聞いている孫も語られた話が本当かどうか理解してはいるけれど、おじいちゃんの話を聞くことが大好きなんでしょうね。
こんなに楽しいほら話なら、毎日聞いても飽きないだろうなぁ。
最後のお話、『願いのかなうまがり角』だけは本当のことを話しているように感じられました。
おじいちゃんのかなえたい一番の願い事とは、なんだったんでしょうか?
私には、“いつまでも、孫とこんなふうに話ができますように”だったのかな…なんて思えました。
小学校3・4年生からと書かれていますが、すべてふりがながふってあるので、一年生でも読めると思います。
おじいちゃんのとんでもないほら話、おすすめです。 (ひだまり☆ははさん 30代・ママ 男の子12歳、女の子8歳、)
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