丸いものがころころ転がって、寝ているお母さんネコの背中に乗っかりました。「にゃーん」。子ネコでした。次々やってく子ネコたち。お母さんの背中は気持ちが良くて、みんな「にゃーん にゃーん」となきます。最後に大きな丸いものが転がってくると、やっぱりお母さんの背中に乗って、大きな声で「にゃーん」……。
ピンクのペン一本で描かれた、赤ちゃん向けの絵本が
長新太さんの遺作となりました。
うちの1才児が朝から晩まで「読んで読んで」と追いかけてくるので
一家総出で「ころころにゃーん」な毎日です。
7歳のお兄ちゃんが、途中のページで「はっ!」として
ひとつ前に戻りました。
「あ、長新太さんはやっぱり優しいおじさんだったんだねえ…」
必死で「読んで読んで」をする1才児をよそに
二人でちょっとしんみりしました。 (グレープフルーツ・ムーンさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子1歳)
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