町内会の少年野球チーム「ブラック=キャット」は、夏の大会を前に、川原でたった一泊だが、合宿をすることにした。勉強でぬけていたエースの吉野くんも参加して、もうひとりのエース秀治、キャプテンの勇を中心にして猛練習をした。大会の第1回戦の相手は、優勝候補の「スネイクス」にきまり……。
子どもが少年野球チームに入っていた頃は、とてもスポーツ精神とは程遠い感じがしたものですが、親の熱くなる事だけはいっしょのようです。
でも、随分と間を持ってこの本を読んでみると、子どもたちには子どもたちの人間関係、ドラマがあったのでしょう。
小説や映画テレビを見ると、精神論だけではなく、スポーツ精神とはかけ離れたダークな世界が対になっているのですが、野球というスポーツがチームワークであり、試合が駆引きである事を考えるとやむを得ないのかもしれません。
とまれ途中のぐだぐだは、爽快な試合で打ち消されました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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