日本の幻想文学の最高傑作 わたしの顔、どうなった? もう成仏してくれ〜。 辞書なしで、古典の名作がラクラク読める!
いつの世でも幽霊はこわい。その幽霊話で江戸庶民をふるえあがらせ、同時に熱狂的にむかえられたのが、四世鶴屋南北の『東海道四谷怪談』であった。南北は、するどい時代感覚で世間のうわさ話や事件をたくみにとり入れながら、当時の人間心理を生々しく描きだしてみせた。悪のヒーロー民谷伊右衛門、お岩の顔の変貌、亡霊となっての復讐、意表をつくさまざまな趣向など、『四谷怪談』は興味のつきない作品である。それは、まさに、日本の怪談話の最高傑作とよぶにふさわしい。
名作古典文学を21世紀の少年少女たちに!読みやすいふりがな、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、日本の古典文学にはじめて出会う少年少女の理解を助ける古典文学全集の決定版です。
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