日本民話です。
他の出版社からも出ていると思いますが、私が借りてきたものは、井上洋介さんの絵です。
井上洋介さんのおにの絵は、どこか間抜け顔でぜんぜんこわくありません。
川に橋をかけようとする大工と、その川に住む鬼のユーモラスなやりとりのお話ですが、かえっておかしくおもしろい。本当は、めんたまとられるかもしれないという怖いおはなしなのに・・・
大工が本当はおにの名前を知っているのに、わざと間違える姿をみて、おには大笑いしているのですが、ほんとに間抜けだなあと思ってしまいます。
最後、大工が本当の名前を言ったら、すばやくいなくなっているところは、潔いというか、やっぱり、間抜けとしかおもえない。
名前を当てる取引なんてしなければよかったのにね。 (多夢さん 40代・ママ 女の子5歳)
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