可憐で美味しそうな「あんみつひめさま」は、正真正銘の「あんみつ」のお姫様。 美貌でうわさの(?)「あんみつひめさま」は、ある晩、みつ豆城から悪い妖怪にさらわれてしまいます。手塩にかけて育てた年頃のお姫様がさらわれたとあって、あわてふためく「みつまめ」殿様は、すぐに勇敢な餅侍「さくらざむらい」と「かしわざむらい」を呼び寄せ、妖怪退治を命ずるのです。
ところが、何日たってもこの二人、一向に戻ってくる気配がないんだからさぁたいへん。 そこに現れたのが、われらがヒーロー笹団子の「ささざむらい」!暗雲たちこめる前途多難な「あんみつひめさま」救出大作戦。「ささざむらい」と「あんみつひめさま」の運命はいかに?!
登場人物すべてが和菓子というなんともお菓子く(おかしく)、おいしい絵本が登場しましたよ。 あんみつ、かしわ餅、最中、五家宝、カステラ、すあま、栗饅頭、八ツ橋、おかき、ようかんに大福。みつ豆城の家臣から、城下町を歩いてる町人や野良の犬猫、草にとまってるカエル、最後に登場する妖怪までみ〜んな美味しそうなんですから!もう、読んでるだけで可笑しいやら、よだれが出るやらそのユーモアたっぷりの様子に子どもも大人もおなかを抱えてしまうはず。 絵本作家のさとうめぐみさんは、「ケーキちゃん」「フルーツタルトさん」「アイスキッズのぼうけん」「ミルフィーユちゃん」とデザートたちが活躍するおいしい物語をこれまでもたくさん生み出しています。和菓子の登場はこれが初めて。
小さくても頼りになる男らしい「ささざむらい」の勇姿と「あんみつひめ」の驚きの秘密は、絵本の続きで見つけてくださいね。熱い緑茶と和菓子をおともにどうぞ。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
ある夜のこと、みつ豆城からあんみつ姫が妖怪にさらわれました。みつ豆殿さまは、大騒ぎ!「わしのかわいい姫をだれか助けるのじゃ!」はたして、あんみつ姫は無事助かるのでしょうか?どたばた和菓子コメディです。
2歳と4歳の子に読みました。
和菓子たちが活躍する楽しくておいしそうなお話です。
さらわれた可憐なあんみつひめを救え!なストーリー。
あんみつひめさまの存在感にびっくりです(笑)。
あんみつひめさまを救いに行くささざむらいがかっこいいなーと思いました。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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