きょうは、たぬきママのたんじょうび。ママのすきなコスモスのはなをプレゼントしたくて、くるくるっ、くるくるっ!にんげんの男の子にへんしんした、タアくんとマアくん。はじめてふもとの町の花やさんにおりていきましたが…。
庭には、たくさんのコスモスの花が大きく育ち、
ゆらゆら、ゆらゆら風にゆられています。
主人の好きな花です。
毎年、秋になると楽しませてくれます。
そんなコスモスを見ていて思い出すのが、この絵本です。
今日は、たぬきママの誕生日です。
ママの好きなコスモスの花をプレゼントしたくて、
双子のタアくんとマアくんは、
ママには内緒で、人間の花屋さんに行くために、
人間に化けようと試みます。
くるくるっ、くるくるっ・・・何度も何度も挑戦します。
31回目でやっと人間の男の子に化けたふたりは、
初めてふもとの町の花屋さんへ向かいます。
タアくんとマアくんの優しい気持ちが、嬉しいですね。
一生懸命に、人間に化けようと頑張るところは、
たぬきママのことが、とっても好きなのでしょう。
母である私は、とても胸にぐっときました。
ふたりがたぬきだとばれないか、とてもひやひやしましたが、
うしろから現れたパパだぬきの声に似たおじさんのお陰で、
無事コスモスの花を買うことが出来ました。
もう、だいたい想像つきますが、
このおじさんも、パパだぬきが化けていたもの。
父親の優しさも、垣間見られたシーンでもありました。
つちだよしはるさんの絵は、優しくて可愛いですよね。
とくに私は、人間の男の子の笑顔が可愛くて好きです。
ほのぼのとしたお話が、さらに心をあったかくしてくれました。
童話に近い絵本なので、長いお話が大丈夫なら5歳ごろから、
小学校低学年向き。 (多夢さん 50代・ママ 女の子13歳)
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