「おかあさん、ぼく、トンボしょうねんになれるよね」「なれますよ。いっぱいトンボが持てるようになったらね」そう言われて、トンボつかみに初挑戦。羽をそろえて指の間にはさんで……。なんだかこわいけどちゃんと持てたぞ。つぎは2匹目、3匹目……。さあ、いったい何匹持てたでしょう? 初めてトンボに触れる、不安や喜びにあふれた少年の表情を、生き生きとした写真で描きます。
トンボを捕まえて指の又に羽を次々とはさんでいく絵本です。
最後は口まで使います! そこまでいって初めてトンボしょうねんの免許皆伝です。
虫好きの娘が燃えないはずはありません。
幸い、去年の夏の終わり、秋田に引っ越した娘は、その野望をかなえました。
数え切れないくらいのトンボの群れに狂喜しましたとも。
そして、彼女はトンボしょうじょになったのでした。 (佐保姫さん 30代・ママ 女の子4歳)
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