ページをめくっていくだけで楽しめる、何が起こるかわからない! 岩田明子さんの作品のファンならば、今回もソーダ君がなにをしようとしているのか・・・期待と緊張でドキドキしてしまいますよね。
さてさて、そのソーダくん。 ちょっとしょんぼりした顔をしているのは、どうやらお腹が空いている様子。 レモンを見つけた! コップにささっているストローを「にょろ〜」とのばしていくと、レモンを「じゅる〜」と吸い込んだ!? 「ごっくん」 どうなるかっていうと、ソーダくんにきれいな黄色の果汁が加わって、量も増えて。 それだけでもびっくりしていると、まだまだはらぺこのソーダくん。 今度見つけたのはぶどう。更にすいか。 しまいにはとんでもないものまで・・・吸い込んだ??
後半の展開は、もう予測の範囲を超えた出来事が待っています。 何が起こっているのでしょうか。 でも、確実にソーダくんはシュワシュワしています。 このユーモアセンス。そして奇想天外、摩訶不思議な表現力は岩田さんだけのもの? どんどんクセになってきます。 「じゅる じゅる じゅる〜」「どっぴゅ〜〜」 音のリズムもぴったりで、聞いているだけでも笑っちゃいそう。 みんなでくり返し読んで盛り上がってみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
はらぺこソーダくんがおいしいものを探して「にょろ〜」と、ストローをのばします。くだものを次々吸っていくにつれ、きれいになって、量も増えて・・・。擬音、擬態語の「音」と「色」で楽しむ奇想天外・ユーモア絵本です。
しゅわしゅわ泡がきれいだなーと思い、手に取りました。
つぶつぶの泡と、吸い込まれていく食べ物たちの
色彩が見事。
迫力もあって、音も楽しい。
読み聞かせにいい絵本だと思います。
ただ、最後のオチをもう少しひねってくれれば良かったのに、と思いました。 (りえちゃんママさん 30代・ママ 女の子5歳)
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