むかし、ある村にこけし作りの若者がおりました。ある晩、母の形見の大切なこけしを盗まれてしまいました。
昔話 こけしつくりの職人がいました
この若者が 子供のころ母親が作ってくれた こけしから
母親が歌っていた 子守歌が聞こえてくるのです・・・
その子守唄を聞いていると 元気が出るし また自分もこけしつくりに励んだが・・・
こけしがこんなことを言った「赤い花の咲く 広い 野原を見たい」
いつも 窮屈な 箱の中にいるので ひろいところに 出でみたくなったのだろう
そんな時どろぼうがこけしをぬすんだ・・・
若者は 追いかけたが 逃げ足が速く 追いかけられない
若者が草むらで倒れた時 野原の神様が 助け舟を出してくれたのですね きつねたちに 赤い花に化けさせて 野畑一面赤い花が咲いたのです
どろぼうの 運命と こけしつくりの若者の生き方の違い
母親の形見の こけしは 若者のもとに戻りました
しかし どちらも 人の子です 母親の子守歌を聴いて育ったのは 同じだったのですね・・・
「きつねの花火」 タイトル
花火がみたくなりますね〜
(にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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