月刊誌で出た際に、クラスの子ども達の反応もよく印象に残っていた一冊です。
ハットさんがタクシーに忘れものをしてしまうのですが、忘れ物に気付いたときの一言が「わおっ!しまった!」と、だいぶでかめのリアクションでもう面白い。
そこから走ってタクシーを追いかけます。
徒歩vs車。
色々あって車を見失い、とぼとぼ帰るのですが
その表現も「とぼとぼ、とぼとぼ、とぼとぼ、とぼとぼ」ともうめちゃくちゃしょんぼりしてる!
4回も繰り返されるとぼとぼ!最高です。
最後はハッピーエンドで、おじさん2人が大好きなドーナツを食べてにっこにこです。最高です。
追いかけ方の笑える独特さと、繰り返しの文章やオノマトペによる読みやすさが混在する、大人も子どもも楽しい絵本です!
言葉自体が単純なので、繰り返し読むうちに2歳児の子が一緒に声を出してくれるようになるのも、この手の絵本の素晴らしさではないでしょうか。
さあ、みんなで一緒に「とぼとぼ…」ではなく、「まてまてタクシー!」