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リベックじいさんのなしの木」 みんなの声

リベックじいさんのなしの木 作:テオドール・フォンターネ
絵:ナニー・ホグロギアン
訳:藤本 朝巳
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2006年05月
ISBN:9784001108859
評価スコア 4.54
評価ランキング 6,983
みんなの声 総数 12
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  • 素敵なおじいさん。

    木版画で描かれた素朴で美しいイラストが、リベックじいさんの最後が近づく物寂しさの気配を感じさせますが、反面、リベックじいさんの穏やかな人生を語るにも相応しくも感じます。
    微妙に異なったかたちをした無骨ななしの実1つ1つもよい味わいを醸し出していました。
    自分のいなくなった後までを考えていたリベックじいさんは、素敵な人ですね。
    息子さんが自分と違ってケチ・・・これは親としては切なさもあったのではないでしょうか。
    親は親、子は娘で、同じ人格でもないしそれぞれ個なので仕方なくもありますが。
    同じ親としては、どこか何か思うこともありました。

    投稿日:2020/10/28

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  • 美しくてオシャレな版画絵

    叙事詩をもとに作られた絵本ということです。
    おはなしも素敵なのですが、何よりも惹かれたのが版画で描かれた、美しくておしゃれな挿し絵でした。
    リベックじいさんのハット姿や毛布、子どもたちのコートやスカーフなどなど、どれをとってもオシャレで、うっとりと見とれてしまうほどです。やさしい色使いのなしもとっても美味しそうで、見返し部分のたくさん並んだなしも本当に素敵。
    部屋に飾っておきたいほどの、お気に入りの絵本です。

    投稿日:2014/12/01

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  • 素朴な木版画に、まずは見とれました。
    リベックじいさん、梨の木、登場人物がシンプルに描かれていて、心に響いて来ました。
    自分の家の梨の木になった実を、人々に分け与えることが、リベックじいさんの楽しみなんて、素晴らしいことです。
    そのリベックじいさんの形見は、自分の墓に植え付けてもらった梨の実1つ。
    けちんぼうの跡取り息子にも、伝えたい事があったのでしょうね。
    叙情詩がモチーフになっているそうですが、なっとくです。

    投稿日:2014/06/09

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  • 優しいリベックじいさん

    息子がけちんぼなのがちょっと気になりますが、優しいリベックじいさ

    んには頭が下がります。版画絵本が綺麗で魅入ってしまいました。

    息子は、きっとリベックじいさんにみんなに優しいのではなく自分には

    特別に優しくしてほしかったし、なにより息子が一番好きだと態度で示

    してほしかったのではないのかなあって思ったりした私がいました!

    投稿日:2011/12/26

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  • ほんわかと温かい気持ちに

    心やさしいじいさんにはけちんぼうの跡取り息子がいました。じいさんは亡くなる時「なしをひとつ墓に埋めてくれまいか」と言い残しました。そして、、、
    伝説もとに描かれた絵本です。わたしも娘もほんわかと温かい気持ちになれました。
    版画の挿絵もとても素朴な感じがして素敵です。

    投稿日:2011/12/21

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  •  「ルッピン伯爵領とその周辺地域の民話伝承」を下敷きに書かれたドイツのハーフェルラントという土地を舞台にした美しい叙事詩です。

     1889年に雑誌に発表され、この詩がきっかけで、伝説の梨の木の話は世に広く知られるようになったそうです。
     (この話のものと思われる梨の木は今も村の教会にあるそうですが、実は1911年に嵐で倒れてしまい、新たな木を植えたとか、・・・。)
     1969年、ホグロギアンさんの版画でこの絵本がアメリカから出版され、面白い事にドイツ語版は1971年ホグロギアンさんの手によるこの版画絵本を知り刊行されたそうです。
     とにかくリベックじいさんの人柄がにじみ出ている良い表情です。
     そして梨の木も美しい。

     ストーリーは、寛容で愛に溢れた梨好きのおじいさんリベックが、自分がこの世を去った後も、その梨を人々が味わい楽しむことが出来るよう、素敵な心遣いを最後にしていったというお話。

     とにかく詩文が美しい。
     秋にたわわに実った梨の様子を“あたりいちめんに ひかりかがやいた・・”という一文が好きです。

     息子の心根の狭さを見越したリベックじいさんの思慮深さに唸ってしまいました。
     いえ、おじいさんはもっと後の世の人々まで思いを馳せ、こんなプレゼントをしてくれたのでしょうね。
     それくらい器の大きな人物に思えます。

     とにかく詩文も版画も素敵な作品です。

    投稿日:2011/09/21

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  • 版画の絵が味わい深い

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    物語は、ドイツのハーフェルラントを舞台にした抒情詩。
    これに、コルデコット受賞作家のナニー・ホグロギアンが絵を描き1969年にアメリカで出版されたもの。
    ドイツ語版は、1971年にドイツ・スイスで発刊されています。

    物語は、リベックじいさんが、屋敷の中にある梨の木になる梨を周りの人に配るシーンから始まります。
    リベックじいさんが亡くなったときは、周りの人々は大いに悲しみます。
    「おじいちゃんが しんじゃった!
    なしをくれる やさしい おじいちゃんは、
    もう いないのね!」
    と子どもが泣いています。

    リベックじいさんの遺言は、梨を自分の墓に埋めておいてくれというもの。
    これは、けちん坊の息子が、屋敷の梨をみんなに与えなくなるのが分かっているから、自分の墓に梨の木を植えて、みんなに食して欲しいとの想いから。

    穏やかな物語で、おじいさんの優しさに触れる作品ですが、息子がどうしてこんな風に育ったのかが、分かりません。
    話の展開としては良いのですが、親と子という関係を鑑みると、何故息子がこんな風になったのか、少しでも描写されていると良かった気がします。

    版画の絵が、とてもレトロな印象で、この作品のもつ雰囲気にとても合っているので、絵を楽しみながら読み聞かせするに相応しい作品だと思います。

    投稿日:2011/08/06

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  • 親の深い思い

    たまたま同じ日に読んだ本が、このホント「ヨッケリなしをとっといで」というなしがタイトルにつくお話でした。

    「ヨッケリなしをとっといで」はおもしろいお話、こちらはしっとりとしたお話でした。息子は前者の方がお気に入りでした。

    息子がどんな性格なのかを知っていて、後々まで考えて行動するおじいさんの姿が印象的でした。

    親の背を見て育つといいますが、そうとばかりはいかないこともありそうですね。親の深い思いが伝わってきます。

    版画であるところが味わい深かったです。

    投稿日:2009/10/27

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  • 優しいおじいさん

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    版画の温かみとこの絵本に流れる優しさと強さがとても合っています。
    色合いは地味ですが、他にはない穏やかな色合いです。
    文章は叙情詩だそうで、風がながれるようにお話が進んでいきます。
    とても心地よいです。

    子どもが自分では手に取らない本でしょうから、大人が薦めてあげたいと思います。

    投稿日:2009/02/13

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  • 輝くようななしの色

    版画の素朴な色合いがやさしいリベックじいさんにぴったりです。でも、なしの色だけは輝くような黄色です。本当おいしそうななしです。人物は黒なので、コントラストがすてきです。子どもたちがちょっとレトロな感じでかわいいです。

    亡くなる直前まで人が喜ぶことをしたリベックじいさんは、幸せだったと思います。
    ふだんからシルクハットをかぶって、きちっとした格好をし
    ているリベックじいさんは、どんな半生を過ごしてきたのだろうと想像しました。リベックじいさんはとてもやさしいのに、なぜ息子はこんなにいじわるなのか気になりました。リベックじいさんはその原因を知っているのでしょう。

    投稿日:2008/01/02

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