まだ小さいアルマが名前を書こうとしても、一枚の紙に収まりきらない。
それほど長いアルマの名前に込められた、家族の思いを描いた物語です。
親はさまざまな思いを込めて、子どもに名前を贈ります。
もちろん私もそうでした。
そしてアルマの家族も、紙に収まりきらないほどたくさんの愛を込めてアルマに名前を贈りました。
そんな家族の愛が目一杯感じられる、心温まる絵本です。
子どもが将来一人立ちしたときに、自分の名前を宝物のように思ってほしい。
もし何か不安になったときも、「自分は1人じゃない」と、名前に込めた親の愛を思い出して前を向いてほしい。
そんな思いを話しながら、将来子どもと一緒にこの絵本を読めるといいなと思います。