おはなしを読みはじめる前、
見返しのデザインからもう、可愛くてキュンとします!
おはなしはほぼ、主人公ヒルダの台詞で進んでいくのですが、この ひとりごと?のような台詞も、軽快でキュートで気持ちいいがいい!
さすが、金原さんの訳だなあと思いました。
雨が降る夜は テントの中で冒険家になったり(トゥウィッグが可愛い!こんなモンスターが訪ねてきてくれるなら、わたしも冒険家になってみたい…)
晴れた日は絵を描くために丘へのぼったり、とにかく「やってみたい」の気持ちのままに行動するヒルダ。
そんな彼女のことが、読んでいるうちに とても羨ましくなりました。
わたしもほんの2年前までは、思い立ったらすぐ実行!でしたが、
コロナの影響で外出もしづらくなり、だんだんと気持ちもしぼんでしまい…。
ですが、この絵本を読んでいるあいだ ヒルダと一緒に行動している気持ちになれて、久々の冒険を満喫出来ました!
今の状況が良くなったら、わたしもまた、外へ出掛けたいな。
ヒルダの台詞には、ドキッとさせられるものがいくつもありました。
「友だちと いっしょにぬくぬくできたら もっとうれしい」「さんざんだった けど…冒険家は こうでなくちゃ」「現実はきびしいけど、立ち向かわなきゃ」「もちろん いまだって ぬくぬくしていられる幸せは感じてるよ」
ちょっとシュールでクスッと気持ちが和むラストで、わたしの心も ぬくぬくになりました!