突然家を出て行ってしまうパパ。
子どもにとってショックな出来事でした。
何のためにパパが出て行ってしまうのか?
読んでいて大人にはわかったけれど、子どもには難しいですね。
新しい恋人?
それでも夫婦?
この本は、子どもを通して、夫婦のことを考える本かもしれません。
子どもにとっては、パパはママに叱られてばかりで、頼りなくて、どこか可哀そうな、だから守ってあげたい存在?
それでも、そんなパパが大好きだったら、ママは子どもの心も考えてあげなければ。
離婚するのでしょうか?
パパを否定していながら、子どもの誕生日には、ひょっとしたら現れるかもしれないパパのために、席を設けてあげたまま。
ウ〜ン。
家族にはいろいろなドラマがあります。
きれいごとではなくて、奥行きのあるお話。
この子どもは、パパとママの断絶をどうやって乗り越えていくのだろうか?
パパにもママにも考えてほしいと思いました。