「ふるさとはフクシマ 子どもたちの3.11」 みんなの声

東日本大震災の翌年に、当時小学生だった子どもたちがその時の思いを綴った文章に、画家や絵本作家が絵を添えた画文集です。
１年という時を経て、いくらか落ち着きを見せつつも、鮮烈な記憶の中にいることを感じました。
この本が出されてから１０年が経ちました。
今、青春の中にいるだろう若者たちは、あの悲しみをどのように昇華させているのでしょうか。

涙がでました。
あの日の地震で小学生の子どもたちが感じた、たくさんの怖さ、悲しさ、やるせなさ、感謝が、子どもたちの作文を通して読む人に訴えかけてきます。
なんでもない毎日がひっくり返ったあの日を言葉にすることで、あの体験を乗り越えてくれれば…と切に願います。
この絵本を買うことで、子どもたちの未来の助けにつながることが嬉しいです。

３．１１の震災のときに、福島県に住んでいた小学生の作文です。
地震や津波、原発による避難生活のことを、低学年の子でも、とても詳しく書かれていたと思います。
子供の言葉で書かれているからこそ、胸に迫るものが感じられます。
素直な子供達の心の言葉を、大人としてしっかり受け止めなければならない・・・そう感じました。