なにかがうさちゃんを呼んでいる。
みどりいろのやわらかい声が呼んでいる。
それは何?
とうとう最後にうさちゃんは分かりました。
呼んでいたのは・・・
小さなうさちゃんの中に、目に見えないけれどたしかに感じる「春」がやってきたのですね。
答がわかったときのアップの顔が印象的です。
春に読むと季節を感じられて良いと思います。
ただ、私としては、絵の雰囲気や文章からして、「うさちゃん」というのがなんとなくあっていないようにも感じてしまいました。
むしろ、「うさぎ」でいいかなと。
原文が、「うさぎ」よりもかわいい幼児語なのかもしれませんね。
訳は、なるほどザワールドでおなじみ、楠田枝里子さんなのですね。