今までに娘と見てきた恐竜の絵本や図鑑は、これでもかというほど鮮やかで、
いかにどう猛であったか、大きかったか、迫力があるか…爪や牙はどうか、
そんなところばかりが目についていました。
この絵本は、1つ1つの恐竜が分かれて載っていて、立っていたり、
歩いているだけの姿が多いです。
ローベルの、とても静かな絵です。
それなのに、説明を読んで、改めてその恐竜の絵を見ると、
しっぽが動き出すような、地響きがしそうな気がしてきます。
身軽な恐竜は軽やかな動きを、重い恐竜はズシズシと歩く様子が
目に浮かぶのがとても不思議。
こんな恐竜絵本が30年以上前に出ていたのですね。
写真を見るようなリアルな恐竜絵本も素敵ですが、想像力をかきたてられる
こんな絵本もどんどん読みたいです。