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タンポポ あの日をわすれないで」 ママの声

タンポポ あの日をわすれないで 作:光丘 真理
絵:山本 省三
出版社:文研出版 文研出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2011年10月30日
ISBN:9784580821521
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 14
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  • 震災

    3.11の震災がテーマの絵本です。
    サブタイトルにもあるように、忘れてはいけないことですし、今現在も復興のために頑張っている大勢の人がいることも、忘れることはないでしょう。
    子供の目線で描かれているぶん、心にストレートに響いてきました。

    投稿日:2013/05/08

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  • 現実を子供に伝えたい

    図書館でこの本を見つけた時、借りようかどうしようか迷いましたが、子供達に読んでみることにしました。

    絵本の中のお話で終わらないように、「大きな地震があった時の話だよ」と言ってから読んであげると、真剣に聞いていました。

    地震で怖い思いをして、津波でたくさんの人・物を失い、落ち着いてからも引っ越しでお友達と離ればなれになったりして寂しい思いをして・・・。そんなことが全部本当なんですよね。

    大震災のことを、子供にも分かりやすく、かつ、悲しすぎるのではなく希望を持てる感じにまとめられているので、読んであげて良かったです。

    投稿日:2012/04/26

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  • 涙がとまらず・・・

    今年の1月17日に(平成7年に阪神淡路大震災がおこった日)幼稚園であるお母さんが子供たちに、震災のお話を伝えた後この絵本を読み聞かせしてくれたそうで、6才の息子が家に帰ってからタンポポの絵本を読んでもらったと話てくれました。
    母である私は、この絵本の存在を知らなかったんですが1度読み聞かせをしてもらっただけで、どんなお話だったのか鮮明に印象に残る絵本だったようで、息子からこの絵本の内容を聞かせてもらいましたが、東日本大震災での出来事が思い浮かぶ様でした。
    今日、息子と一緒に絵本の試し読みの所から、この絵本をみつけ、息子にこの本だよと教えてもらいました。
    ママも読んでとお願いされて、試し読みの所で読み聞かせをしてあげました。
    読むにつれて、胸にこみ上げる気持ちがいっぱいになり、涙が止まりませんでした。
    私も神戸で震災を経験しています。
    何も知らない子供達にも、胸をうつ程正確に震災の記憶を伝えてくれるこの絵本。
    沢山の子供達に、読んであげたいです。

    投稿日:2012/01/22

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  • 言葉を失います

    • ゆっきんぐさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 男の子7歳、男の子5歳

    我が家も、東海地震が発生すれば、津波にのまれる海岸沿いです。
    東北の地震以降、地域が一層地震に敏感になりました。

    おいうことこの絵本の作者の方も、きっと色々な思いをいっぱいされて、この絵本をかかれたことと思います。
    レビューを書くにあたって、しばらく言葉を失いました。

    でも、報道をみたりしながら、いつも思うのは、この絵本に出てくるタンポポが、まるで力強く生きる被災地の人々のようだということ。
    そして、子供たちの笑顔は、あかりみたく咲くタンポポのようだということ。

    タンポポに
    作者のいろんな思いがつまっているように感じました。

    人ごとではない自然災害に、東海地方の私たちがどこまで力強く生き抜けるのか不安は正直隠しきれません。
    でも、希望の花が咲くように、私も自分の子供たちを信じていたいと思います。

    投稿日:2011/10/29

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  • 傷ついた子供たちへ

    本当につらい出来事を絵本にしてあります。この絵本を読むとその時のことが思い出されるのですが、それだけではなく、そこに咲いたたんぽぽの花に希望を持ち頑張って行く。本当につらい経験だからこそ忘れてはいけない。それを胸に頑張ってほしいです。どこに起きるかもしれない災害。多くの人に読んでもらいたいと思います。

    投稿日:2024/10/09

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  • 津波の日のできごと

    3.11。地震と津波、放射能事故。それが起こったときと、その後の避難生活…。亡くなった人、動物。町から離れざるをえなかった人…。実際にどのようなことが起こったのか。それから希望。忘れないように伝えるための絵本かな。

    投稿日:2023/01/17

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  • 泣けました(涙)。

    東日本大震災から4年経ったということで,様々なことや様々な人の気持ちを風化してはいけないと思い読ませていただきました。
    この絵本は小学生の女の子を主人公にして描かれているので,子供にも3月11日のことがわかりやすいと思います。
    大人の私が読んでいても,被災地では本当に怖かっただろうな不安だっただろうな,そしてどれだけ苦しく悲しかっただろうと思うと,泣けました(笑)。
    何年経っても大切な人を失った悲しみは0になることはないでしょう。
    そんな中で,たんぽぽの花が少しでも希望になったお話に心が救われました。

    投稿日:2015/03/12

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  • あとがきに書いてある作者の光丘先生の言葉に

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子0歳

    一人、心の中で「咲きます」と答えてページを閉じました。表紙からは想像もつかない内容のお話でした。タンポポの生命力の強さが、被災して生き残った方々の生きる希望になればいいなと思いました。タンポポってそんな強さを感じさせる花ですよね。

    投稿日:2015/02/24

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  • もう少し主人公の年齢をあげてもいいかも。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子18歳、女の子13歳

    震災が起きて、津波が起きて、近所のと知り合いやクラスメートの家族が行方不明になったりしたシーンは教室ががらんとしている雰囲気で、全体の辛かったり悲しかったりする気持ちが伝わってきました。

    ただ、主人公が小学校の低学年くらいの女の子の設定で書かれているのですが、
    内容や「たんぽぽ」を平和の象徴というか比喩のように使っているあたり、あまり年齢が低い子さんには抽象的で、伝わりにくいかな?と、感じました。
    (絵は山本省三さんが描いていらっしゃいます)
    主人公たちの年齢をもっと上げて、中高校生向きに描いてもよかったんじゃないかな〜と、思ったのは私だけでしょうか?

    投稿日:2013/11/20

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  • 震災の時、娘は4歳になったばかりでした。九州の山間部に住んでいることもあり、地震も津波も放射能汚染も、どこまで感じ取ることができるのか、また、私自身も、どこまで感じ取れているのか、自身がありません。
    行ってきまーす…お父さんや弟に手を振って、スクールバスに乗り込む主人公のまいちゃん。バスで仲良しのさきちゃんとおしゃべり。
    「いつもの一日が始まって」いたはずでした。
    ところが、午後、国語の授業の時間に 経験したことのない大きな地震が突然やってきました。
    ここから、恐怖、不安、突然の、あまりの変化への驚愕、そんな思いが、淡々と描き出されていきます。
    自衛隊の人がお風呂を沸かしてくれ、ボランティアのかたが豚汁を提供してくれた中、白い湯気の中で人々に笑顔が戻ったこと。
    一ページ一ページの絵が、ひとこと、ひとことの文が、重くなりすぎず、けれど、子どもの小さなこころの変化を的確に伝えてくれるよう感じます。
    まいちゃん、さきちゃんのふたりも、身の周りの沢山の人達や、かわいがっていた家畜が命を奪われました。お父さんと弟を失ったさきちゃんは遠くへ転校することになりました。
    たんぽぽの咲く校庭で二人は、そんな亡くなった命たちへたんぽぽの花をお供えしながら、再会の約束をします。さきちゃんの、「泣いているような笑顔」はやがてにっこり笑顔に変わります。運命を受け入れ、強く行きていこうとしている子どもの力強さを感じました。
    しかし、実際に被災された方々が読んだら、ひょっとしたら、「こんなもんじゃない…」と本を閉じたくなる方もあるのかもしれないな…とも思いますが、作者があとがきで「明るい笑顔の花があちこちに咲くように願って」と書いてあるとおり、娘には この本の、たんぽぽのような強い生命力、明るい前向きな思いが伝わったようです。
    「わたし この本、おとなになっても ずーっと好き」
    そう言いました。

    投稿日:2012/08/21

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