池が、生まれたばかりのもんしろ蝶に語ります。
「妖精というのは、あんたのことじゃないか。」
もんしろ蝶は、その言葉に癒され、育っていきます。
もんしろ蝶は、池にとって娘のようです。
いつもやさしく包み込んで、やさしくほめ育て。
もんしろ蝶は、ちょっぴりおてんばで、池をハラハラさせたりもしますが、すくすくと育って、大人になり、結婚して、子どももできて、そして老いていきます。
いつまでたっても、池にとってはもんしろ蝶は娘。
年老いて、羽を痛めてボロボロになっても、やっぱり、「妖精というのは、あんたのことじゃないか」と語る池。
いつまでも、少女のような純粋な気持ちでいられるのも素晴らしい。
池のような存在も素晴らしい。
自然の癒しの素晴らしさを感じました。
絵本を読んで、とても気持ちが良くなりました。