はじめてのクリスマス(偕成社)
人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
ふしぎな はこ(評論社)
箱のなかにはいっているのは?!
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ページをめくるたび、どこかに「シニガミさん」がいるような気がして、子どもと一緒についつい探してしまいました。でも、終わりが近づくにつれ、読んであげている自分自身が物語に引き込まれ、最後は・・・。 子ども達には、「食べ物を粗末にすると、神様が見ていて、もうおいしいものが食べられなくなるよ。」とか、「よく頑張ったね。きっとサンタさんが見てるよ。」などといっている自分。でも、大人の自分はそれを信じていません。 きっと本当に必要なのは、いつ死が訪れようとも、その瞬間まで精一杯生きることと、それを自分の子ども達に見せること。そんなことを考えさせられました。 子ども達にも、そして自分自身のためにも、いつまでも手元に残しておきたい一冊です。
投稿日:2010/10/17
初めこの本を見た時、何て嫌な題なんだろうと思いました。シニガミさんなんて…死という事を大人の自分でも考えたくないし、ましてや子供に死ぬという事を教え理解してもらえるか?お婆ちゃんとばば婆ちゃんを去年亡くした家の子供達には、少しだけ「死んでしまう」という事が分かるみたいですが、とても難しいと思いました。 この本は、オオカミの命をつなぐ食物コブタとの二匹のやりとりに、深く吸い込まれる様に読みいってしまいます。オオカミの心の移り変わりが、本当に面白いと思います。途中で、やっぱりなぁ〜なんて自分の想像で悲しい思いをしたり…。また最後には、心温まる感動が待っています。物語も良いけど可愛らしい絵も大好きです。ホント良いですよ! 私も「まじめに生きなあかんよ」と教えられました。
投稿日:2010/09/29
レビュー企画のせいか内容の良さか、爆発的なレビュー数につられて手にした絵本。 中身の濃さに納得です。 今にも息絶えそうなコブタ、自分が間もなく死ぬことも知らずコブタと対するオオカミ、そしてコブタとオオカミを見つめるシニガミさん。 このまま劇にしてもおかしくないメリハリのあるお話です。 気弱になったコブタは、オオカミのやさしさを受け入れつつ、自分の死を受け入れようとしています。 自分が死ぬことを知らぬオオカミは、活きのいいコブタを食べるためにまずは元気にさせるために家に連れ帰ります。 これは、オオカミにとっての手段でした。 おいしく食べるためにあの手この手を尽くすうちに、オオカミの気持ちが知らぬ間に思いやりに、愛情に変わって行く。 この設定に第三者が必要なのですね、シニガミさん。 とても美しい話です。 最後のシーン、コブタもオオカミも死ななくて良かったと思ったけれど、コブタとオオカミが天国で仲良く暮らしているようにも思えました。 だって、どうして助かったんだかわからないのですから。 どちらにしても最後のシーンがあるから、何度読んでも心に響く絵本です。 今回は、嫁さんの読み聞かせで私も聞き手に回りました。 余談ですが、『しにがみさん』(野村たかあき作)、『しにがみとばあさん』(鎌田暢子作)もお薦め。 シニガミってけっこう良い奴かもしれません。
投稿日:2010/11/24
オオカミは食べようと思ったコブタが病気と知って看病し、 命がけで助けようとまでします。 「命にかえてでも生かしたい!」という熱い想いは、 「死ぬ日を決める」のが生業のシニガミさんの心さえ、動かします。 乱暴者の代表格とも言うべきオオカミが、 一生懸命コブタを助ける実はすごくいい奴っていう発見に 親子揃って嬉しがったし、 オオカミとコブタが、 食物連鎖の掟を超えて親友になったことは素直に素敵だと思う。 そんなグッとくる物語なのだが、 ふと心配もしてしまうのだ。 シニガミさんのことを。 結構「命より大事な人」っているもんだ。 みんな、大事にされている。 シニガミさん、転職とか考えているんじゃないか、なんて、 余計な心配だよな・・。
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