床下の小人たちは人間から色々なモノを借りてきて、自分たちなりに工夫して使い、生活をしています。
ゴミ箱に捨ててあった手紙は壁紙へと姿を変え、切手は壁に飾る絵となり、マッチ箱はタンスになり、宝石箱は長いすになります。
家にはちゃんと暖炉もあって、火を使って料理もしています。
小人たちも“借りに行く事”以外は人間とあまり変わらない生活を送っているのです。
小人は、ありとあらゆるモノを人間の住む“上の世界”に借りに行くのですが、ある日、主人公(アリエッティ)の父親が人間の男の子に見られてしまいます。
男の子と関わりあっていくうちに、少しずつ小人たちの生活にも変化が現れて・・・
誰でも小さい頃に“小人はいる”と想像したことがあるかな?と思うのですが、まさにその世界がどんどん膨らむ絵本です。
大人になった今、小人に会ったら感激するかな?キャーって驚いて叫んでしまうかな?なんて、想像が膨らむ膨らむ(笑)