「空飛ぶ猫」 その他の方の声

トビーとサーラはネコです
二人が草むらの中にいる絵が　すごくきれいです
鳥のように空を飛びたいと願うトビー　　　他のネコは笑います
でも　トビーは　空を飛びたいと　何度も　木に登り　空中に舞い上がろうとするのです　　　　そして落っこちるのです
あるとき　カラスに助けてもらいます
カラスの　フリーダとトビーは話します
空を飛ぶってどんな気持ち　　「いやなことなんてきれいさっぱりなくなるわ」
「人間に　いやな色だって　いしをなげつけられるのよ」
「きれいな声でなきたいのに　カアー　カアーとしぁがれた声しかでないの」
トビーは慰めます
そして　トビーは空を飛びたいと願い続けるのです
そんな願いがかなって　空を飛べたのです　「気分はさいこう」
ネコたちは驚きます　　　　サーラとトビーは　いつも一緒にいて　かわいい子猫が生まれます
トビーは時々空を飛んでいるんですって

夢は願えばかなうよ　そんなねこの　ラブストーリーでした
絵がとてもきれいで素敵でした

茶トラの猫トビーは空を飛ぶことに憧れています。小鳥たちにそっと近づき「ねぇ、どうやって飛ぶの？」と尋ねます。仲間のネコたちがあざ笑う中、白ネコのサーラだけはトビーを応援します。やみくもに飛ぶ練習をしているさなか出会ったカラスのフリーダと仲良くなるトビー。サーラはさびしい気持ちでいっぱい。ついにトビーは空を飛んで・・・。

油絵で描かれたネコたちの姿はとても愛らしくネコ好きにはたまらないでしょう。「あっちいけよ！」と言われたサーラの切ない表情、真っ逆さまに落ちていくトビーの様子、色遣いが美しく見応えがあります。

地上を離れて（日常を離れて）気がつくもの、それはいつも見守ってくれる人の想い。それがテーマの本ですが、そんなことに気付かなくとも十分受け入れられる一冊だと想います。大人の方がズシンと堪えるかもね。