「ハルとカミナリ」 ふつうだと思う みんなの声

上手く説明できないのですが、色味や画風が独特です。

おへその代わりに「へその実」という発想が面白いですね。カミナリの食べるへその実、人間のハルが食べてもおいしかったようで。

カミナリは結局、友だち？それとも・・・？最後のオチを期待しちゃいました。

今までのカミナリと違ったイメージで、不思議な雰囲気のするカミナリとカミナリ達の家でした。
カミナリのゴロリとピカリが、女の子のハルをへそまつりに招待するお話です。
絵は芸術的なタッチの絵で、見たことのないカミナリのイメージでへえ〜と見ていたのですが、お話の内容がちょっとおもしろくなかったです。

カミナリ様ってどんなイメージですか？
普通は怖く表現してある方が多いと思うのですが、
この絵本のカミナリ様はちょっとかわいいんです。
読んでいくうちに娘は「あっ！」と声を上げ、
ハルのおへそを心配していました。
読んだ後、”へそ”の話で盛り上がりました。
ママ「”へその実”の味って　どんな味かな？」
娘「おかしの味。甘いのよ。」
ママ「じゃあ。”へそ”は？」
娘「う〜〜ん。」
雷がなったら”おへそ”にご用心。

かなりあやしい表情のカミナリ達と、おいしそうだけど
何だかこちらもアヤシイ感じのご馳走も出てきてふふっ！って笑えちゃいます。
でも、カミナリたちはハルをもてなして楽しく過ごすワケでも無く
思いっきり悪さする出もなく、ホントのところはどうしたかったのかな？
どうしてハルをお祭りに招待したんだろう？
なんて、アヤシイ行動を分析したくなっちゃうお話しでした。
子どもたちは「おへそ見たかったんじゃない？」なんて言ってますが
そうかな？ってことで★３つに！

「へそまつりなんだよ。いっしょにいこうよ！」カミナリに誘われたハルは、雲の上のカミナリの村に行くことに。へその実の畑やご馳走に驚きながらも楽しく過ごすハルでしたが、「ほんとのおへそはうまかったなあ」という年寄りのカミナリの言葉から不穏な空気が流れて・・・。

8才の息子は「だめだよ、連れて行かれちゃうよ！」。読んですぐのページ（4ページ目）でそういいました。カミナリから逃げるハルが、次の瞬間、自分のお部屋で気が付くところ（目覚める）が難しかったようです。
雲が車のようにハンドルがあったり、カミナリの村がモンゴルのゲル（パオ）みたいなお家だったり、畑は綿花畑のようだったり、大人の私は、絵を楽しめました。

カミナリ親子から雲の上にお呼ばれしたハル。今日はへそまつり！おへその実で作られた料理が次々と運ばれハルはおなかいっぱい。ところが「ほんとのおへそって　どんなの？」ハルに目が向けられ･･？

なぜハルが招待されたのだろう？まず最初に思いました。これには最後まで触れられていませんでした。
おへその実がなってるという発想が愉快ですね。カミナリさまたちと一緒にパーティ！楽しそう。

ざっくりとした塗り方は好みなのですが全体として暗かったり、家の形がどれも同じで変化に乏しく子供が喜べるかな〜という点が気になりました。決して怖ろしい内容ではありませんよ。小学校低学年から。