幼児向きの英語のに触れる絵本はよくありますが、「ハングル語」に触れる幼児の絵本というは、たぶん、初めて見たと思います。
一番後ろにはハングル語の一覧表(日本語でいうところの五十音みたいなもの)が載っています。
私は韓国の絵本はとても好きですが、ハングル語にはあまり興味がなかったので、この絵本でそれこそ初めてまともにハングル語に触れました。
最後の表を見ると、日本語でいうところの『エ』の発音がなく、
中国語と同じく、同じ音でも表記が違うものがいくつかあるのだと知りました。
作者のパク=ウニョンさんはボローニャ国際図書のイラスト部門で選ばれたこともある方で、ふんわりとした優しくあたたかい絵を描かれています。
“あかいきしゃ”が運んでいるものが、お星さまなところも素敵でした。個人的に一番素敵だな〜と、思ったのは
「むらにたちより」
のシーンで、青い屋根の家々とその間を行く赤い汽車のコントラストがよかったです。
ハングル語に興味のある人も、汽車などの乗り物が好きなお子さんたちにもお薦めできます。