『しにがみちゃんのほねほねじまうたうたのたび』
読み聞かせのはじめに題名を読み上げるところから、もう言葉遊びは始まっているんですね。
ちょっと強気な女の子しにがみちゃんが、ほねほねじまのガイコツさんから手紙をもらいます。でもその内容がサッパリわからなくて、途中で出会ったおばけぼうやを無理矢理巻き込み、ガイコツさんに直接会いに行くことに…。
道中で出会うばけねこひめこやつむじい・うみぼうずなど、出てくるキャラクターもユニークな顔ぶれです。
言葉遊びの歌もボリュームたっぷりで、中には舌がもつれそうになるものもありますが、うまく読めると大人でもとても嬉しいですよ(笑)
かわりばんこに読んだり、お母さんの後に今度はお子さんが声に出して読んでみるのもおすすめですね。
これまで言葉遊びの絵本はあまり手に取ったことがなかったのですが、意外な面白さに気づかせてくれる一冊でした。
お話のラスト、しにがみちゃんがガイコツさんに「なんでこんな読みにくい手紙出したのよ!」と怒らないか少し心配になりましたが、読み終わって背表紙を見てみると…まんざら悪い気はしなかったのかな?とにんまりしてしまいました。