「おやすみなさい」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

暗い夜のトーンのなかに明るいオレンジ色の光、白いお月様の光が印象的なデザインのイラストに合わせ、静かに語りかけるような文章。

自然と静かに静かに、読み聞かせができるカヒミ・カリィさんのやさしい翻訳が、とても心に響いてきます。

自分のこどもに、ふだんから、かわいい子。立派な子、あなたはわたしのたからもの。こう面と向かって声をかけるのは少し気恥ずかしいものです。

絵本を読み聞かせることで、こうしたことばを自然と子どもに届けることができます。
絵本をとおして、自分が子どものことを大切に思っているんだ、と伝え、とても安心させてこどもを眠りにつかせることができます。

おやすみの前の本として、本当におすすめできる一冊です。

洗練された絵と彩色が美しい絵本。
そして、美しい調べのような優しい言葉たちが並びます。
きっと誰もがしーっと静かな声で読むこと間違いなしのおやすみなさいの絵本です。
読み聞かせの読み手となる大人はもちろん、聞き手の子供もしーっと指を立てて、そして耳を立てて聞くことでしょう。

だんだんと深い青い夜空に変わっていく中で
鮮やかに輝くお月さまや動物たち。

字も白い字で、読みやすく、
語りかける言葉も美しく、そして優しい言葉なので
読んでいる私も癒されました。

4歳児は、「誰に向かって言っているの？」
「この子？」「あ、きつねだ」といろいろしゃべってはいましたが、
顔つきは眠る直前の顔でした。

声をひそめて読みたくなる、静かな夜のお話です。眠りの導入にぴったりで、し〜と言いながら、読んでいる方もそのまま眠ってしまいそうになります。
寝る前にいつも読んでいたら、すっと寝るという生活習慣をつけるのにちょうどよさそうです。

だんだん深まっていく夜。ねむりにつこうとしている、動物の親子たち。
そこで、親から子へ語りかけられることばは、あたたかくて、愛情がいっぱい。心地よいねむりにみちびいてくれるような絵本です。
森の夜をずっと照らしているおつきさまがとってもきれいで、印象に残りました。

夜、おやすみの時間にリスのお母さんが子どもに語りかけます。
夜の情景、子どもへの愛情、そして「おやすみなさい」。
深い夜の情景に、生き物たちの姿が蛍光色で浮かび上がります。
五感が研ぎ澄まされます。
そして、おつきさま。
極上の語りかけです。
ぜひ、音で味わってほしいです。
背景の夜も、刻々と深みを増します。
小さい子には難しいかもしれませんが、きっと感じ取ってくれると思います。

黒と白と赤と濃紺。
４色で月と星と闇と生きものたちを表して、静かにメロディが流れていくような作品です。
さりげなく、出しゃばらず、味わいと余韻に満ち溢れた絵本。
疲れも悩みも夜に溶けていくような気がして、とても癒されました。
風景の中に小さくちりばめられたものたちに、とても目を引き付けられました。

「わたしの○○な子」というお母さんの言葉がいいですね。
そして最後は「あなたはわたしのたからもの」で終わる文章，素敵です！
おやすみ前にぴったりな静かで落ち着いた絵本で，親である大人の私さえも癒されました。
色合いが森の夜を表現していてとってもよかったです。
素敵なおやすみ絵本でした！

全頁試し読みで読みました。おやすみの前に読む素敵な絵本に出会えました。１０月から仕事に復帰することになった娘に送りたい絵本に出会えました。今までいつも息子の世話に忙しかった娘ですが、仕事復帰で益々忙しくなるから、毎晩読んであげるといいなあって思った絵本です。

おやすみなさい　わたしのかわいいこ
おやすみなさい　あなたはわたしのお気に入り
おやすみなさい　わたしのりっぱなこ
おやすみなさい　わたしのすてきなこ
おやすみなさい　わたしのたからもの

仕事をしていて離れている分思いをいっぱい伝えてほしいと思いました。絵本を読んでいっぱい、いっぱい照れずに言えることがいいなあって思いました。

ページいっぱいに広がる濃紺の世界は、
無条件に心を落ち着かせてくれます。

静かな森の夜で、動物の親子が寄り添っている様子をみながら、
自分もうっとりとリラックス出来ました。

子を愛おしく思う気持ちは、人間も動物も同じですね。

穏やかなイラストと 詩のような文章がとても心地よく、
なんとも心が安らぐ絵本です。