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ふれ、ふれ、あめ!」 みんなの声

ふれ、ふれ、あめ! 作:カレン・ヘス
絵:ジョン・J・ミュース
訳:さくま ゆみこ
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2001年
ISBN:9784265068043
評価スコア 4.43
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みんなの声 総数 13
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  • 多国籍人種であるアメリカという国を見た

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子11歳

    作者はメリーランド州バルティモアの出身だそうで、気になってネットで調べてみたら、アメリカでは有名な児童文学(ヤング・アダルト分野の作品含む)作家だそうです。
    特徴としては、歴史的背景を物語の構成に使われることが多いようです。

    この絵本のイラストはジョン・J・スミスさんで、オイハオ州出身のイラストレーター。現在はニューヨークに住んでいらっしゃるようです。

    なぜ、私が作者やイラストレーターの出身地まで細かく書くかといえば、この絵本の舞台がどう見てもアメリカの中西部もしくはメキシコに近い南の方の地域の下町を思わせたからでした。

    この舞台設定や登場人物たちの細かい打ち合わせは、両者でされたのでしょうか?私は多分、お二人でじっくり練られたんじゃないかと思います。
    肌のことを描いてしまうと差別用語にあたってしまうかもしれませんが、この絵本の中に登場する主人公のテッシーは完全な黒人、テッシーと仲の良い近所のお友達はそれぞれ、テッシーよりは肌の色が薄いけど、やっぱり黒人系のジャッキー=ジョイス、リズはスパニッシュ系にしか見えないし、ローズマリーは白人系の女の子として描かれていました。

    雨を待ち望むどこかの下町には、きっとこんな少年少女たちがいっぱいいるのでしょうか?
    そして、テッシー達のように楽しく差別も区別もなく、たとえ雨が降らなくて苦しい生活をしていても、楽しく暮らしているのでしょうか?

    この絵本で、何より気に入ったところはテッシー達が雨の中で走り回って遊んでいるうちに、少女たちのお母さんも飛び出してきて、一緒に踊るシーン!!

    多国籍人種の問題もさりげなく取り上げているこの作品は、とても心に残る素敵な絵本でした。
    出来るなら、ただ「雨を待っている作品」としか理解できない年頃のお子さんより、小学校高学年以上中学生、高校生の子どもたちに読んでほしい、読んであげたい作品です。

    投稿日:2011/05/18

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    2
  • なんて綺麗な表現なんでしょう

     3週間もからからの天気が続いたら、なにもかもぐったりしてしまいますね。
     テッシーちゃんは薄紫色の空に、雲がむくむく湧いているのを発見。
     日焼けしちゃうから、水着に着替えるのをかあさんに止められていたけれど、もう着替えたい気持ちが止まりません。
     なかなか手の込んだ作戦で、水着に着替え、雨を待ちました。
     雨が落ちてくるところからの表現が、詩のように美しい。
     雨のシャワーを浴びる娘たちを見て、かあさんたちもというところが、いいですね。
    切望していた雨の前では、こどもも大人も嬉しさは同じ。
     この非日常のお祭り騒ぎが、たまらなく楽しそうです。
     
     きもちが やさしく ほどけてゆく。
     うまれたばかりの あさつゆのような きぶん。

     なんて綺麗な表現なんでしょう。
     何度も読み返しました。

    投稿日:2010/06/27

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    1
  • あめの恵みに感謝!

    雨が 3週間も降らなくて トマトもからから  ひからびそう

    「ふれ、ふれ、あめ!」これは願いの声ですね  
    女の子の空を見上げるしぐさが かわいくい!

    畑の仕事でのどがからからのお母さんに アイスティーを入れてあげてお母さんのホッとした顔 子供のお母さんへの 思いやりが感じられますね

    お母さんは雷が嫌い 「みずぎをきてもいいと?」と聞いてもだめそこで思いつく作戦 友達に頼んで 水着を着てもらう

    お母さんに良いよといてもらえて 4人が外に行くと なんと 雨がぽつり 
    手を 空にかざしている絵が おもしろい表現で恵みをよぶ気がします

    雨粒が足下に おおきな 雨粒 この絵もおもしろい表現の絵です

    おおきな あまつぶ ぽとん ぽとん、 そこらじゅうで つちぼこりが おどる このリズムのある言葉

    みんなの 喜びの 顔  踊りたくなる気持ちでしょうね

    雨を待つ 気持ちが よく出ていますね 

    ふれ、 ふれ、 あめ!   タイトルの言葉が 生きている!

    笑い声が聞こえてきそうです!  
    みんなの 喜び! お母さんたちの喜びも 踊りながら ウキウキ
    明るい  表情があふれている 裸足で 踊る 
    わかる わかる この 喜び!

    お話が 詩的で良いですね  なにもかも 息を吹き返して 生きかえったようで〜す!

    あめの恵みに 感謝ですね!

    投稿日:2010/04/06

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    1
  • 待ちこがれていた雨

    • たまっこママさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 女の子14歳、女の子12歳、女の子7歳

    この話は暑い真夏に日照り続きで作物は枯れ
    恵の雨を待ちこがれる人々の暮らしを描いた
    短いストーリーなんですが
    自然の恵の大切さと雨を待ちこがれる人々の気持ち
    そして、ついに雨が降った時の感動がひしひしと伝わってくるお話でした。
    特に遠くの方に雨雲を見付けた女の子が
    友達を誘って水着姿で雨が降るのを外で待ちかまえる所など
    子供らしくって可愛いかったです。
    梅雨時になると雨がうっとうしく感じてしまいますが
    この話の様に水不足で困っている人も沢山いるので
    少しぐらいは我慢しないといけないのかなと思いました。

    投稿日:2007/06/05

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  • 多国籍人種

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、男の子5歳

    3週間雨が降らず、
    待ちに待った雨を喜ぶ少女たちが
    肌や髪の色もみんな違い、
    多国籍人種なのが印象的でした。

    以前ある本で読んだのですが、
    絵本の中で白人ばっかり、黒人ばっかり
    では差別だということで
    読まれたり売ったりすることが難しいとありました。

    だからなのか、あるいは
    舞台がそういう国、地域なのか
    わかりませんが、
    これからますます多文化交流が日本でも増えてくる中で
    こういう風にどの子も仲良くできていくといいなと
    憧れにも似た気持ちで読みました。

    どの子も、どのお母さんたちも
    とても嬉しそうで、
    読んでいて気持ちよかったです。

    投稿日:2020/11/07

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  • 雨の喜び

    雨がふりそうになると主人公の女の子はうきうきしてきます。水着で遊ぼうか、、、空想が膨らみます。

    少しだけズルをして親をごまかしながら、親友4人で水着を用意し、雨の下で、喜びいっぱいで体に落ちる水滴を楽しみます。

    すると、おかあさんたちも靴下(ストッキング)などを脱いで外に出て雨を楽しみます。

    黒人、白人がミックスされていて多国籍です。アフリカやアメリカ南部とか南米が舞台でしょうか。

    親子の髪の色や服の色などテイストが似ているので、親子あてするのも楽しいですよ。

    投稿日:2015/06/20

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  • 普段は雨なんかいやですね。でも、もし暑くて暑くて雨を待ち望んでいる国だったら?

    雨を待つ主人公の女の子。雨がふりそうになれば友達と水着になって雨を受けて遊びまわります。喜びの心が伝わります。そして、それぞれのお母さんたちも靴やストッキングを脱いではだしで雨を喜びます。

    水がないと大変だということも、雨の喜びも学べると思います。

    女の子4人がそれぞれ肌の色もですが髪や服が親子で似ていてとてもほほえましいです。

    投稿日:2015/06/14

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  • 詩のような流れる文章

    ちょっと大きすぎる傘をさす女の子。3週間もからから天気が続く夏の日、「ふれ、ふれ、あめ!」と強く願います。
    ざあっと降る雨をからだいっぱいに浴びて、歓声をあげる女の子たち。その様子は、生きる喜びを思い切り表現しているように感じました。
    美しい挿し絵と、詩のような流れる文章。とても印象的な1冊です。

    投稿日:2015/03/22

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  • 夕立

    季節は、夏です。
    暑くて暑くて・・・何日も雨が降らない夏。
    そういえば、去年の夏がそうだったような気がしますね。
    そんな中での、雨!!
    大人でも踊りたくなるくらいの、嬉しさなんですよね。
    天気が変わるときの空気の変化など、とても詳しく書かれていて、夏の記憶がよみがえりました。

    投稿日:2014/04/14

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  • レビューにひかれて

    待ちわびた雨が降る兆し。
    待ちわびた雨の中に水着で繰り出す女の子たち。
    水着で踊って、追いかけっこして、とうとうお母さんたちも仲間入り。
    なんだか楽しい雨の物語ですが、4人の女の子が別人種でありことがとても印象的です。
    複数の人種が共存するアメリカ。
    人種が違ってもみんなで楽しく生活している場所。
    なんだかいいなと思える世界です。
    Tさんのレビューをとても素晴らしく、この絵本の位置づけをとても高いものにしていると思います。
    Come onrain!
    こんな雨だったら大歓迎です。

    投稿日:2012/06/23

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