実は、妊娠中、「胎児の耳が聞こえ始める」と言われている週数から、私が何日かおきに夜寝る前に音読していた絵本です。
なので、子供は0歳以前の「マイナス0歳児」から聞いていました。
妊娠中は、強い音や色、味、におい、空気がすごく辛くて、自然と手に取った本がこの作品でした。
とにかく、静か。静寂。
でも、しっかりそこにはぴかこさんの揺るぎない日々の「活動」が描かれている。ギブ&テイクで素敵なお店を作っている。
お腹の中の子供も誰かに光を分けてあげられるような、そういう人になってほしいなと漠然と考えていました。
色彩が落ち着いているし、子供にはまだ面白さが伝わらないかなと思っていましたが、三歳になって自分から「読んで」と持ってくるようになりました。鳥たちのライトのシーンと穏やかで優しいストーリーが気に入ったようです。