あらいぐまのヨッチーと カモの親子エミリー。
近所に住む仲のよいお友達同士なんですね。
池で一緒に遊んだり 日々の出来事も
物語として 読み進めていくことができます。
カモのエミリーが卵を産んで 温めていて、
このあたりの会話の内容は
ヨッチーの思いやりで、育児の大変さをわかって
いきぬきをさせてあげたい、代わりに卵は守ってあげる
そんな印象を持ちました。
命を守る大切さ。
そして生まれたカモたちの成長を一緒に見守るヨッチー。
カモのエミリーもどんなに助かったことでしょう。
でも冬の間カモの親子は みなみへ行ってしまう。
その間のヨッチの寂しさ。そして春が来て
再会した時の喜び。
お話を読みながら 繊細な絵を見ながら
絵本の世界に引き込まれるような
素敵な作品でした。