全頁試し読みで読みました。幼い男の子の、ぬいぐるみを慕う気持ちが切なくて泣き叫んでる気持ちが伝わってきて胸が締め付けられるようでした。「じょうさんがいない。ちりんさんがいない。ぼくのらりろんがいない」って泣き叫んでいるのを聞くとぬいぐるみたちも心が揺らいでいく姿にも感動しました。一緒にいることがどんなによかったかが認識できて家出してよかったんだと思いました。屋根裏ねずみが言った「人間の子供ときたら、我儘だからね!」に、素直に表現できる環境にいれて幸せだと思いました。「屋根裏ねずみのぬいぐるみがあればいいのに・・・・・」と呟く屋根裏ねずみに、ぬいぐるもたちが羨ましくてひとりぼっちが寂しいと思うので家族や仲間がいればいいなあと思いました。哀愁の漂う素敵な絵が「なきむしこぞう」にマッチしていました。この絵があるから、感動できるし、いつまでも切なくて余韻が心地よい絵本なのだと思いました。孫あっちにも読んであげたい絵本でした!