暗い暗い中で影が見える。その影は誰のものかをあてっこするゲームができる本。同じ文句が何度も繰り返されるので読んでいると自分なりのテンポが出てきます。暗いというと怖いイメージがある私です。でも、この本は面白いです。影だけだと分かりにくくても電気をつけると”なーんだ!”となります。その”なーんだ”は落胆のものではなく喜びのものです。私のお気に入りはおさるです。バナナを持っているためなんだかおかしげな陰に。浮輪かな?と思いました。バナナだと分かると思わず笑みがこぼれました。娘が大きくなったら、あてっこをしてまた楽しみたいです。柳生さんの絵がとてもチャーミングです。