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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ママ ほんとうにあったおはなし 」 みんなの声

ママ ほんとうにあったおはなし 作・絵:ジャネット・ウィンター
訳:福本友美子
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2007年02月
ISBN:9784097262473
評価スコア 4.4
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みんなの声 総数 14
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  • 母を求める子どもの心は

    本当にあった話と聞いて、この絵本の切なさに重みを感じます。
    まだ、自立できない赤ちゃんのカバが、海で母親を失ったとき、訳もなく母親を探し求めるのでしょう。
    カバの赤ちゃんは人間に助けられて、動物園に入れられ、そこでカメと知り合います。
    それが幸せだったのかどうかはわかりませんが、カバの赤ちゃんは、カメを母親として生きていくのです。
    育ての親の愛情が伝わってくるけれど、いつかは本当の母親ではないことを知らなければならないのが、可愛そうです。
    母親って偉大ですね。

    投稿日:2016/08/22

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  • まだ「ママ」くらいしか話せない、あどけない時期のカバのぼうや。
    ごはんの草をもぐもぐもぐ・・・と食べるときも「ママ」、ねむるときも「ママ」、そのひと言ひと言に、ぼうやのママを求める気持ちがつまっていて、ページをめくり、「ママ」「ママ?」と読み聞かせているいるうちに胸がいっぱいになってきます。
    保護された動物園?で、おおきなカメの顔をみるなり「ママ!!」と声をあげるぼうやを、カメの方も愛おしく思った様子にほっとします。姿は見えなくとも、「ママ」はぼうやのことを見守ってるのを感じました。

    色合いの落ち着いた、シンプルなデザインでおだやかな海、あれくるう波、ひろい海を表現していて、気持ちを分散されずに物語に集中して読みすすめられました。

    娘(4歳)は、最初読んだときにはカメに「ママ!」と呼びかけるカバのぼうやの姿に「ママじゃないやん!」と最近お得意のつっこみをしましたが、「もういっかい!」というので一緒に読むと、すこし何かがわかったのか神妙な様子でした。別れを扱った絵本を読むのは初めてでした。

    投稿日:2015/12/09

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  • 本当にあったおはなし

    マンガのように吹き出しで「ママ」
    と、呼んでいるかばちゃんの表紙

    母の日が近いからかな?
    と、5月のお勧めコーナーにあったので
    まさか「津波」に関連するとは
    思わずに借りてきました

    2004年に発生したマグニチュード9.1の地震の時に
    ケニアの川で
    本当にあったお話のようです
    びっくりです

    おはなしの説明はありません
    「ママ」「ぼうや」「もぐもぐもぐ・・・」位です

    それでも
    絵を見ていると
    大変なことが起こり
    かわいそう・・・
    でも・・・

    と、事の顛末が小さい子でも理解出来ます

    表紙と同じに
    見開きで
    大海原にひとりぼっちで漂う様子に
    涙が出てきました
    穏やかな海で
    満天の星・・・

    おかあさんかばは、どうなったのかな・・・と
    気になるところです

    『作者のことば』て
    ぞうがめの「ムゼー」の名前は
    スワヒリ語で、「賢い老人」の意味とのこと
    130歳ですって!!
    寄り添うことの大切さーですね

    投稿日:2014/05/19

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  • この世の中は生きるに値する

    インドネシアの大地震で波にさらわれたカバの赤ちゃんが新しいママを見つけるまでの実話が元になった絵本です。

    作者の言葉は巻末にありますが、絵本の中は短い言葉と絵のみです。

    その絵を追っていくだけで、カバの赤ちゃんの不安さ・心細さが伝わってきますし、無事救出された後そのカバの赤ちゃんが一体どこへ?と、すっかりカバの赤ちゃんに感情移入してしました。

    そして、その後の幸せな出会い。人間はほとんど介在せず、言葉もほとんどなく、でもストーリーとして成立している。

    人間同士が助け合い生きるというストーリーも心を打ちますが、それが動物同士であった場合は人間同士に生まれたドラマよりもさらに心を打つのはどうしてでしょう?

    優れた文学作品や児童書を読み終わった時に感じる「この世の中は生きるに値する」という人って捨てたものではないなあという気持ち。

    その気持ちが動物にもあったという思いがけなさにあるのかもしれません。

    カバの赤ちゃんが助かってよかったと思うと同時に「この世の中は生きるに値する」という言葉が絵本を読んだ後浮かんできました。

    投稿日:2014/02/13

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  • カンタンな文章

    かばのオーウェンがママとはぐれ、ぞうがめに出会う話ですが、本当にあったお話とのこと。セリフが「ママ」と「ぼうや」しかないのに、絵でストーリーが分かるという珍しい本です。画力に負うところが大きいと思います。3歳の子でもたのしめましたが、カンタンなので1歳後半くらいからでもいいと思います。5歳以上にはカンタンすぎるかもしれません。

    投稿日:2011/03/13

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  • ママ・・・

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    幼稚園でのおはなし会で、保護者向けにも、とリクエストがあったので、
    お世話になっている図書館の司書の方に相談し、薦めてもらった本。
    2004年のインド洋大地震の影響で津波が発生し、
    アフリカのケニアの川にまで達したため、迷子になったカバの赤ちゃんの実話。
    母と一緒の生活から、津波ではぐれ、海岸に打ち上げられて動物園に引き取られて。
    赤ちゃんカバの様子が描かれているだけで、台詞は「ママ」だけです。
    それだけに、赤ちゃんカバの驚きや寂しさなどが余計伝わってくるような気がしました。
    動物園で、赤ちゃんカバはゾウガメに懐き、一緒に暮らしているとのこと。
    ただ一緒にいるだけですが、その安心感が感じられます。
    愛情というものを体感できるような気がします。
    司書の方のセレクトに、なるほど、と思いました。

    投稿日:2010/05/24

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  • 切ないけど・・・心温まる

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    1〜2歳児の親子のお話会で、特に子育て奮闘中のママたちへと読みました
    お話に出てくる言葉は「ママ」・・・「ぼうや」だけなんですが、イラストが多くを語ってくれます
    「まま」の声の出し方も微妙に心情が変化しているので、小さな子供たちでさえも、敏感に反応してきました
    ラストのほうは130歳の雄のゾウガメに寄り添って安心するカバの子供に、ママたちがウルウルの様子でした
    本当にあったお話ということでも、驚きはあったようです
    スマトラ沖大地震は人間だけでなく野生の動物たちにも、大きな被害をもたらした災害で会ったことに改めて自然界の厳しさを知る絵本です

    投稿日:2010/01/31

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  • タイトル

    • なびころさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子2歳0ヶ月

    表紙のタイトルの描き方がユニークだったのでこの絵本を選びました。登場する言葉がシンプルだったので読む時に感情を込めて読む事が出来ました。娘も自分が知っている言葉だった為に私が読んだ後に繰り返して発音できたのが良かったです。本当にあった話だと思うと更に感動がこみ上げました。最後にしっかりと解説が書かれているのが良かったです。

    投稿日:2009/05/27

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  • 切ない・・・・

    いつもママと一緒だったかばのあかちゃん・・・・

    ママを恋しがるかばのあかちゃんに、涙せずにはいられません。

    あかちゃんからママを離すのはやっぱり辛いです。

    どんな時でも、ママから離れるとは思ってもいなかったと思います。

    幸せな時を一瞬で失う辛さがとても伝わってきました。

    130歳になる雄のゾウガメに出会えて本当によかった!

    安心しきっているかばのあかちゃんの結末に安堵しました。

    「ママ・・・」「・・・ぼうや」だけですが、切なくとても感動しまし

    た。かばのあかちゃんのその後も知りたいです!

    投稿日:2009/05/27

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  • 真実は小説より奇なり

    • つんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子2歳、男の子2歳

    図書館でふと目についた色彩とデザインが美しい絵本・・・。ぱらぱらとめくってみてあるページで「クスッ」と思わず笑ってしまった。あるページとはゾウガメが「・・・ぼうや」とつぶやく場面である。家に帰ってじっくり子供たちに読む・・と言ってもせりふは「ママ」と「ぼうや」しかないのだが、やたらと魂をわしづかみにするこの重さはなんなんだろう?!こどもたちももちろん夢中である。そして最後のページの解説を読んで納得した。これは作り話などではなく、実際にあった話だったのである。表紙には「ママ」としか書いてなかったのでこの時初めてそのことに気がついたというわけだ。なんと素晴らしい生命の出会い。そして異種どうしであっても魂が通じ合うという感動!!スマトラ島沖の地震はM9.2というとてつもなく大きな巨大な地震であった。阪神淡路大震災の1000倍のエネルギーである。そして地震大国日本では東海地震が専門家たちの間では秒読み段階だと言われている。今後30年に東海地震の起こる確率は87%。そしてそれと同時に連動して起こってきた東南海、南海地震はそれぞれ60%、50%と政府の地震調査委員会は打ち出している。御前崎の先端にある浜岡原発とかも考えると本当に明日は我が身であると身につまされる思いだ。この「ママ ほんとうにあったお話し」は今日本に迫りつつある危機を目の前に、唯単に感動ではすまされない重みを感じる。震災は忘れた頃にやってくる。この本を読んで日本全国のママたちに言いたいことは唯一つ。「地震の備えを万全にして、事が起きたときは全力で子供たちを守ってやってほしい。」ということだけだ。

    投稿日:2008/08/05

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