いろんな形のつみきが、いろんな手で順番に積み上げられていきます。
その手は白色だったり黒色だったり赤色だったり。
そうやって丁寧に積み上げた自分たちのつみきが、どこかから飛んできたてんとうむしに、あっけなく崩されてしまいます。
誰もが気にしないような本当に小さなきっかけで、今まで積み上げてきたものがゼロになってしまうんですね。
ちょっと怖い絵本だと思いましたが、つみきが積み上げられていたのはゾウの頭の上だったこととか、いろんな色の手は人間だけではなくネコや犬の手もあったのだとか、そういうホッとする場面があったりして、気持ちが楽になりました。