「きのみのケーキ」 みんなの声

もりのおくりものシリーズの第２作です。
たぬきさんが作ったケーキは、もう見ているだけでおいしそう！森の木が思わず持っていってしまったのも納得です。
それにしても、たぬきさんはやっぱり仲間思い。おいしいことは分け合いたいと思う仲間がいることは、とても素敵なことですね。
今度は、その「幸せ分かち合い仲間」に、森の木たちも加わって、森の暮らしは益々楽しそうですね。

たぬきがケーキを作る工程は、女の子なら誰でも興味があるもの。たぬきがはちみつやふくらしこを入れてスポンジケーキを作り、クリームと色とりどりのきのみをいっぱい飾っている様子は、女の子ばかりではなく、どんな子どもも夢中になってしまうでしょう。
その出来あがったきのみのケーキの美味しそうなことといったら・・・。どんぐりや山葡萄・チェリーなんかも飾ってあります。

そんな美味しそうなケーキがなくなってしまったら・・・。キツネは、舌をぺろっと出して楽しみにやってきたのにね。

森のみんなが落ちているきのみのあとをたどっていくと、あらあら見覚えのあるきのみのケーキをもった何やら怪しい人影が・・・。娘は、落としたきのみをひとつひとつ指でなぞって確認してくれます。ちゃんと森のみんなと一緒にきのみのケーキを探しているんですね。

そして落ちているきのみの先には、森の木たちが集まってお茶会をしている場面でした。そこで森の木たちと一緒にお茶会を開くことに。森の木たちが、きのみのケーキを食べたら共食いじゃないなんて無粋なことは言いません。
だってお茶会はとても楽しそうなんだもの。娘もこの楽しそうなお茶会のシーンが大好き。
娘と一緒にケーキでも焼いてみようかなぁ。そんな気分になれる一冊です。

動物が主人公で、料理してみんなで食べるというお話はたくさんあるけれど（一番有名なのはぐりとぐらかな？）、この本もけっこうおすすめですよ。
たぬきがきのみのケ−キを作ると、すばらしいできばえ！（自分で言うところがかわいい？）ひとりでたべるのはもったいない、とみんなを呼びに行ってる間にケ−キが消えてしまいます。ケ−キを持って行ったのは誰？動物以外の意外な犯人が出てくる発想がユニ−クで、一緒にお茶会をする様子も楽しそう！それに、このケ−キ見るからにおいしそうなんです。
でも、うちの子たちに大ウケなのは、ケ−キを作ってる時や、作り終わったあとの、テ−ブルの上や下の汚さなんです。（笑）

たぬきさんがたくさんの木の実でケーキを作りました。できあがるとたぬきさんはお友達を呼びに行ったのです。みんなを連れて帰ってくるとケーキがありません。森の中に木の実が落ちでいるのでたどって行くとなんと森の木が木の実のケーキを囲んでいました。森の木達は自分の木の実でできたケーキを他の木達にも見せたくて持ってきちゃったんだって。そして、みんなでなかよくケーキを食べたのでした。みんなすごくおいしそうに食べていました。とてもかわいいお話しでした。なんといってもケーキがおいしそう。