「なにかな なにか たのしいなにか」
おまじないをとなえて始めたおみせやさんには
可愛いお客さんたちがやってきました。
幼稚園のとき大好きだった絵本のひとつです。
この絵本で何が一番わくわくするって、
お客さんたちのもってくるお金が葉っぱや小石でもなければ
こども銀行でもなく、物々交換でもない、
みんなが実際に十円玉を出して買っていくことです。
小さなお客さんたちがハンカチやボールと引き換えに
ポケットから出す十円玉がいつもどれほど魅力的に見えたことか!
雨の日は外では遊べないけど、
でも雨の日のおうちはいつもと違って見えます。
雨の日だからこそ思いつく遊びってあったんじゃないでしょうか。
そういうことを思い出しながら今もう一度読んでみると、
雨の持つ不思議な魅力がぎゅっと詰まっているように感じました。