『3びきのかわいいオオカミ』、『三びきのコブタのほんとうの話』と、3匹のこぶたのパロディー版を学校のお話し会でやったので、3匹のこぶた関連の本を集めてブックトークするのも面白いかと思い、この本を借りました。
ところが、想像していたのとは大違い。
3匹のこぶたのパロディー版という枠になんてとても納まらない、「なんじゃ、こりゃ!」という本だったのです。
本の中に、別の世界があり、登場人物たちは本から脱出し、別の本に顔を出したりする・・・ね、何のことかさっぱりわからないでしょう?
一読ではさっぱりわけがわからず、再度読んでなるほどと思い、さらにもう一度読んでその楽しさを堪能するという絵本です。
6年生の娘も、「なんだ、これ?」と言いながら読み、次には「なるほど」と言い、今度は「なんか面白い」と言いながら読んでいました。
ただ、小さいお子さんには、わけがわからないままかもしれません。
本当になんとも奇妙な絵本です。でも、その奇妙さに何度も読んでしまう不思議な本です。