絵本ナビでこの本を知り、皆さんのレビューを読んで手に取りました。
厚紙タイプなので、小さな子にも安心してめくらせることができます。
我が子はストーリーや絵にあまり興味を示さない、いわば理系タイプですが、それゆえに抽象的・幾何学的な、ストーリ仕立てではない構成に惹きこまれました。
ところどころにある穴のしかけ。擬音のリズム。丸は色とりどり。
まだ、穴の奥の色の意味などは分かっていませんが、「後のページが穴を通して見えるんだ」という事に気づく時が楽しみです。
この本を手にし、驚いたのは刊行年です。10年前の月刊誌が、高い評価を得続けている。名作の印だと思います。