3歳4か月の娘に読んでやりました。ペロー原作が有名なシンデレラですが、こちらはグリム童話。ちょっと異なります。ガラスの靴も出てこなければ、妖精や魔法使いのおばあさんもでてきません。なにか物足りなさが残る反面、こんな展開があってもおもしろいよね、と金色のきれいなお人形のように着飾るシンデレラもいいと思います。
ただ、最後にガラスの靴を試着する義理のお姉さんたちは、それぞれ靴に足をフィットさせるためと足の一部や指を切ってしまうという展開が見られます。靴を履きながら血がしたたりおちているシーンはちょっとぞっとします。グロテスクな想像を子供でもしてしまいそうなので、私はそこは足早に駆け抜け、読んでやるのをやめてしまいました。
グリムは少々グロテスクと聞きますが、まさにその絵本の一冊でした。絵はきれいですが、子供にはおすすめできませんね。