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宮沢賢治の絵本 月夜のでんしんばしら」 みんなの声

宮沢賢治の絵本 月夜のでんしんばしら 作:宮沢 賢治
絵:竹内 通雅
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年10月
ISBN:9784895881210
評価スコア 4.36
評価ランキング 14,818
みんなの声 総数 38
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38件見つかりました

  • 月夜の魔法に魅了されます☆

    • ととくろさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、女の子2歳

    月夜にひとり、危険かもしれない線路沿いを歩く。
    そんなちょっとした高揚感の中にいる少年。
    その日そこで彼が見たものは、なんとも変な光景!
    電信柱たちの行進だった。

    幻想的な部分とスリルがバランス良くつまった、
    宮沢賢治さんのお話です。
    それにさらなる広がりを出す、素晴らしい絵。
    電気ビリビリのじいさんのアップ、
    電信柱たちがそろい踏みする絵は圧巻!

    画面いっぱいの躍動感です。
    いろんな方向からの大胆な構図に、
    ユーモラスな顔。
    どの電信柱たちも海外アニメのように、
    ザッザとした足運びで動いているよう。
    作品の絵の力がすごいです。

    昔の言い回しもあり、
    電信柱たちに歌われる軍歌も多い。
    子どもには難しいと思えましたが、
    読むと6歳と2歳、娘2人とも意外に楽しんでいました。
    上の子は見返しの楽譜(賢治さん作だそう)に喜んで、
    それからは「どってて、どってて、どっててどーお♪」と。
    下の子はこの絵本を開くとき以外にも、
    階段をのぼるときなどにも、これを口ずさんでました。
    絵本が運んできた、ちょっと可笑しな風景でした。

    月夜の下で、魔法がかかったような時間。
    汽車の通過とともに、その魔法もスッと消えるような結びに、
    幻想的な余韻がずっと残ります。
    秋に読むのにピッタリ、
    月夜をより素敵にしてくれる絵本です☆

    投稿日:2015/10/06

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  • ミステリアスです

    ちょっと何ともミステリアスな内容の絵本で、大人の私でもドキドキしてしまいました。何がどうなっているのか、どうしてこうなっているのか、不思議で、物語に吸い込まれてしまいます。月夜というのもまた、その怖い雰囲気を更に盛り上げているかのようです。絵も内容をよく表現している所もまた魅力的です。

    投稿日:2015/10/03

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  • でんしんばしらが動いたら…

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    でんしんばしらが動いたら…ええって思ってしまいました。びっくりですよね。
    リズミカルな行進したりして。こんな光景ありえるのでしょうか。一度生で見てみたいですね。やっぱり怖いかしら。
    でんしんばしらの表情等、絵も面白く良かったです。

    投稿日:2015/10/02

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  •  線路脇の電信柱が、夜、「ドッテッテ ドッテッテ ドッテテド」と歌いながら行進するという奇想天外なお話です。

     正直言って、私には難しいお話でした。好きなお話だとか子どもたちに読ませたいとは思わないのですが、(宮沢賢治先生、スミマセン・・)何かエネルギッシュな ちょっと怖いような不思議な世界に入っていきました。

     そして、怖い・不思議というその感じが、絵でとてもよく表現されています。その一方で、この絵は、サインペンで描いたような電信柱の顔が、マンガチックで表情豊かで面白いという 別の側面も合わせ持っているのです。意外と子どもは、この絵に惹き付けられるのかもしれないな、と思いました。

    投稿日:2015/09/29

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  • ミステリアス

    月夜に少年、恭一が線路を歩いていると、歩く電信柱に遭遇します。電信柱たちは、リーダー(おじさん)の命令で軍歌を歌いながら軍隊のように進みます。

    すごい景色ですが、、、おじさんと握手すれば電気が流れてしまうとか、怖いですね。もう少し強く握手していたら黒焦げだなんて、、、、。

    ちょっと不思議な雰囲気の絵本です。

    絵が内容にあっていましたね。

    読み聞かせには、文章が長いかなと思いました。

    投稿日:2015/09/29

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  • 絶対ありえないけど、でも・・・!

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、女の子4歳

    十五夜だった9月27日の夜、お月様つながり!のこの絵本を、
    9歳の息子と一緒に読みました。

    私も息子も初めて読むお話で、
    一体何がどういうことなのか、手探りでの読書。
    でんしんばしらがこんな風に行進してるなんて、
    現実では絶対にありえない!と分かっているのだけれど、

    「月夜」のかもし出すなんだかなんでもアリな感じも手伝って、
    もしかしたら夜中本当に、こうして、
    でんしんばしらたちが軍歌を歌いながら行進してるのかもしれない・・・

    と、そんな錯覚まで起こしてしまう、不思議な絵本でした。

    途中出場の隊長も、電車に飛び込んで灯りをともす、
    捨て身の行動に、
    一瞬はっとしながらも、乗客の男の子の笑顔でほっとする、
    そんなエンドです。

    ところで恭一くんは、こんな月夜に一人で一体何をしていたのか?!
    息子にはそれがとっても気になるようでした(笑)。

    投稿日:2015/09/28

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  • 絵のおかげで

    この作品は、はじめて読みました。
    耳慣れない言葉もありましたが(後ろに説明があります)、先が気になるし、物語をとぎらせたくないので、そのまま読んでいきました。
    絵のおかげで、ずいぶんわかりやすいと思います。
    心にのこるような美しい文章に、不気味でもある電気総長の存在。
    それも全部ふくめて、夢の中にまぎれこんだような世界でした。
    力のこもった絵も、幻想的で印象に残ります。

    投稿日:2015/09/27

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  • 軽快なリズム感

    恭一が月夜の晩に出会った不思議な光景、それは電信柱達の軍隊のような行進でした。大きな電信柱が等間隔で行進を続ける様は圧巻。挿絵がその様子を一層印象深くしてくれます。

    電気総長はどれほどの電気を操ることができるのか、不気味な存在ですが、電信柱の秘密の行進は、誰にも見られてはいけないので、汽車の気配がしたら即終了。何とも不思議な世界です。

    「ドツテテドツテテ、ドツテテド」という行進のリズムが小気味よく、お話の筋を追っているうちに、耳慣れてきます。風の又三郎でも「どっどど どどうど どどうど どどう」という擬音語が効果的ですが、宮沢賢治の真骨頂といったところでしょうか。

    投稿日:2015/09/25

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  • 子どもの世界が広がりました

    • やすえさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子4歳、女の子2歳

    ちょっと難しいけれど宮沢賢治さんの故郷に住む祖父からの歳の孫へ贈り物の本。

    絵がちょっと暗くて怖い感じもするのでどうかな〜って思いましたがそれは私の先入観で子供はすんなり受け入れました。
    内容も少し難しいかなって思いましたが「ドテッテ〜ドテッテ〜」とリズミカルな音が気に入った様子。
    電車も好きなので線路がたくさん出てくることもお気に入りポイントです。

    常日頃から親の価値観だけで選ばず、様々な本に出会ってほしいと思っていて、雑誌で紹介されているものや、図書館の季節ごとのテーマ展示の本にも手を伸ばすように心がけていますが、
    こちらの本との出会いも新しい世界との出会いになりました。

    これから長く読んで理解を深めていって欲しい1冊です。

    投稿日:2015/09/20

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  • 私が昔、宮沢賢治先生の作品をなかなか読む気に

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子0歳

    なれなかったのは、情景がイメージしにくかったからだと思います。私に想像力が足りないと言えばそれまでなのですが。笑 ミキハウスさんから出版されているこのシリーズは、お話にきちんと合った雰囲気の絵が添えられているので、非常に楽しく読む事が出来ます。

    投稿日:2014/12/11

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