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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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あの路」 みんなの声

あの路 作:山本 賢蔵
絵:伊勢英子
出版社:平凡社
税込価格:\1,650
発行日:2009年09月
ISBN:9784582834512
評価スコア 4.47
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  • せつない、でもあたたかい

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子10歳、男の子6歳

    いせさんの作品は、いつも自分のために読みます。読んでいると、途中で胸がいっぱいになったり、窓のむこうの空をながめたくなったり、涙を流したくなったりと、いせさんの世界のなかにいる自分と向き合う時間になります。
    今回も、三本足の犬と、お母さんをなくして一人ぼっちの男の子の心のふれあいに、心もっていかれました。悩みやさびしさを抱えてるからこそわかる相手の気持ちがわかるもので、お互いをいたわりあっている姿に感動してしまいます。
    さみしさを乗り越え、旅立とうとする男の子の強い意志にエールを送りたくなりました。

    投稿日:2010/02/24

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  • せつなさの中の「空」

    いせひでこさんの絵はとても内面的であり精神的でありしかも象徴的。
    絵がこれでもかこれでもかと少年の内面を訴え続けてくる。
    絵本を読みながら涙が出てくるなんて。これでも男だぞ。

    いせひでこさんの絵はとても意味深長なのです。
    三本足の犬、母親と死別して一人ぼっちの少年の孤独、いじめらて不登校、犬との交感、虐待されて死の直前の犬を助けたことの宿命…。
    これだけの題材を文章以上に饒舌に語り続けてくれます。

    その少年が、うつむいているだけの自分が見下ろした水たまりに空を見つけました。
    何かをおっことした。
    そして犬との別離。
    青年となった少年にとって犬とあの路は自分の原点。

    なんど読んでも、少年が空を見つけて落っことしたものがよくわからない。
    ただ、落っことしたことだけは納得させられて、それがこれ以上ないほど心通じ合わせた三本足の犬からの卒業。
    それでも孤独感は引きずり続けるのかもしれないな。

    何度読んでも、たまらなくなるのです。
    子どもにはわからないだろうな。
    自分にも三本足の犬がいたことを。
    だけど、自分は自分の空を見据えてはいないようです。

    この本は、心に食い込んでくることを覚悟して、心で思いっきり感じてください。

    投稿日:2009/12/04

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  • 不覚にも大泣き。

    • 白玉あずきさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子18歳、男の子14歳

    人に勧められて購入し
    職場でちょっと読み始めたのですが…。
    不覚にも大泣きしてしまいました。

    たった一人の家族だった母親を亡くし
    親戚の家にあずけられた少年と、
    近所の路地にたった一匹で暮らす三本足の犬。
    一緒に過ごすかけがえのない日々。

    濡れているかのような深くて哀しい蒼色のトーン。
    少年の白い横顔、細い足。
    息使いが伝わってくるような三本足の表情。
    そして、淡々と進んでいく物語。


    そういえば、久しぶりに泣きました。
    完敗です。

    投稿日:2009/11/06

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  • 大人向けの絵本

    いせひでこさんの絵に惹かれて手に取った作品です。

    いせさんの絵がとてもいいなあと思います。

    いつ見ても思うのですが、この静謐さ、心の内面を映し出す絵、ガブリエル・バンサンに通じるものを感じます。

    内容的には高学年もしくは大人向けの絵本になるかもしれません。

    三本足と呼ばれる犬と母を亡くして一人ぼっちになった少年との交流が静かに描かれています。

    鳥が飛び立つ空の絵が心の中の解放感を示しているようで印象に残りました。

    投稿日:2009/10/23

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