さくまゆみこさん訳ということで読んでみた本です。
あとがきを読んで、英語版ではセンダックが挿絵を描いていたことを知りました。
怖いお話もあり、現実と空想の狭間のようなお話もあり、正にセンダックの世界と通じるものがあり、英語版を読んでみたくなりました。
七話収録されていますが、めんどりがぞうに変身してしまったのか?その気になっただけなのか?ちょっとわからなかった「変身しためんどり」とやはりめんどりが出てくる「むずかしい宿題」がおもしろかったです。
「むずかしい宿題」では、姉妹のどちらかが10歳にもなってと言われている場面があり、どちらかが10歳のようです。
出た宿題は算数なのに、思わぬ展開になっていくところがおもしろくて息子と笑いました。
みんながダイエットをする「クジャク式ダイエット」も笑ってしまいました。
動物の言葉がわかる姉妹が主人公。姉妹は、両親の言いつけは全くと言うほど聞かない、出てくる動物たちもそれぞれに個性があると思いました。
挿絵はほのぼのとしていますが、「ニワトリの家出」はちょっと怖かったです。
ここに収録されているのは七話ですが、他のお話も読む機会があれば読んでみたいです。