「まあちゃんのまほう」 みんなの声

はじめ本当に魔法がつかえるようになったかと思ったら
たぬきさんのいたずらでした。
あれれ、あれれっという感じで読み進めて行く感じが
とっても楽しかったです。
お母さんがいつも注意していることを
おかあさんの方からやろうと言い出すので
娘もあれれ？という感じで興味津々でした。
最後では、それがたぬきのいたずらと知って
娘もほっとしたようで２人で爆笑しました。

まほうなんて最初の方に出てくるだけじゃん！って思いながら読み聞かせていたら、あらまぁな結末でびっくり！！あらまぁな結末までの展開が、子どもらしい突拍子もない発想でいいなって思った。作家さんは大人だけど、まるで子どもが書いたか、子どもの発想を絵本にしたかの内容ですごく楽しかった。読み聞かせをしていて、息子より私の方が楽しんじゃいました。

まあちゃんは、おかあさんに魔法をかけて『たぬき』にしてしまいました。あわてて、元に戻したのですが、おかあさんときたら、やってはいけないことを、まあちゃんといっしょにします。なんでだろ？
まあちゃんのまほうがすごいって思わせながら、面白い事実が隠されています。いつもおかあさんが怒ることを、おかあさんがやってしまうのも、面白い。また、絵を細かくみていくと、その種明かしも分かるかもしれません。きっと、笑顔になります。

あの衝撃的な「まあちゃんのながいかみ」の続編に期待を膨らませながら読みました＾＾

お母さんに魔法をかけるまあちゃん。
お母さんはたぬきに！
すぐに元に戻しますが、お母さんの様子がなんだか変だぞ！？

息子は「ぇえ！？いいの〜！？」と言わんばかりの顔をしながらお話を聞いていました。
私も「ええ！？いいの？？？？？お母さんが言ってるからいいの！？んんん？？」と訳がわからなくなりながら読んでいました＾＾；
それくらいお母さんが・・・・！
最後まで読むとなーんだとスッキリ☆

読み終わった後に（寝る前に読んであげました）、
「じゃぁ今からお外に遊びにいこっか！」「お菓子食べよう！」とか言いだしてみる私。
息子がどんな反応するかな？とﾆﾔﾆﾔ。
横では娘が「うん〜♪」ｗ
悠はと言うと・・・
「ダメダメ！！そんなのダメだよ！！」と手で×を作って顔を横に振りながらダメな事を注意してくれました＾＾
「うん。そうだね〜！ダメな事をちゃんと教えてくれてありがとう！」と頭をなでなでしてあげて就寝しました。

　5歳孫娘、読み進めて行くうちに、「楽しいお母さんだね！」と、ニコニコ顔。
　ところが、あれれ、突如カンカンのお母さんに。何だか、現実に引き戻されてしまった。
　これでは、せっかく夢の世界を楽しんだ孫娘が可愛そう。と、思いましたが、どうにか最終ページ、まあちゃんに手をふるタヌキくんに救われたかな。

　ところで、おもちゃのちらかし放題、わがじじばばの家では日常茶飯事。
　孫娘は夢中で遊びます。片付けが一仕事ですが・・・。

いや〜、ここまで家の中をハチャメチャにするなんて！
すごいやりたい放題がかえってスッキリした気分になっちゃう♪
子どもたちもそんなまあちゃんとお母さん（？）の行動に
「１度でいいからやってみたいな〜」
でも、次の展開を読むと・・・やはりそうきたか〜って感じで
「やっぱり、やめとく・・・」
そっか〜、私も想像だけにしとこう！ （＾◇＾）

さて、このお母さんにうまく化けたたぬき。
子どもたちは見付けましたよ〜。そう！ちらっと見える
しっぽ！！

そんなさりげなく描かれたところもなんだかくすっと笑えて
何度も読んだ絵本です。

たぬきのお母さんのやりたい放題に、なぜだか私までもがスッキリ〜。娘はもっとスッキリ〜。
散らかすのは悪いことだと思ってた、とは娘の代弁に他なりません。
案の定ここにいちばん執着を示していました。そういえば子供の頃は、いくら散らかしても怒られないおもちゃの部屋が欲しかったっけ。
ここまで破天荒に遊べたら、そりゃ楽しいでしょうね。大人には困る子供のやりたいことがいっぱい描かれています。

これだけ無茶苦茶に遊んでいるのに、家にいたらしいお母さんは気付かなかったのでしょうか。ぷぷ。
飛び出してきて怒りまくるお母さんにも、大人の私は共感してしまいました。怒り方が妙にリアルです。スラスラ読めちゃいます。

ラストのオチがまた良いですね。反省の欠片もありません。まあちゃん親子も後腐れがなく、こちらの肩の力が抜けました。

「まほう」ってあったらいいなあ〜ときっとだれもが
一度は思うことでしょうね。
まあちゃんも魔法に挑戦！
呪文をとなえて「お母さん動物になあれ！」と言うとなんと
たぬきに変身！
びっくりあわててもとに戻す呪文を唱えて一安心。
でもお母さん、いつもと違う・・・？
息子も途中から「ちょっと変じゃない？」と身を乗り出してきました。
でもお母さんとこんな、はちゃめちゃしたらとっても楽しそう♪
結局、魔法（化かし）をかけられていたのはまあちゃんだったなんて、
やられましたね。
息子はページをひっくり返し、そのタネ明かしを早速探していました。
なるほど、一番初めのページからちゃんと描かれている！
読み手もすっかり魔法にかけられました。
ヒント探しもなかなかユニークで、「まあちゃんのながいかみ」とは
また違った楽しみができた作品でした。

子どもはみんな、「おまじない」が好きですよね。
「めっきらもっきらどおんどん」の本もそうですが、
おまじないだけで、夢中になります。
娘も、まあちゃんのおまじないを、最初から一生懸命
真似ようとしていました。
布団に入ってからもずっと、おまじないは続きました。

それから、もう１つ。
子どもはみんな、お母さんが「いけない」と言うことは
すべてだ〜いすき！
そして、きっとどの子も、この本を読みながら、
「わたしもお母さんといっしょにこんなことしてみたいな・・・」と思うに違いありません。

限りなく「本物のお母さん」に近い私・・・
たまには、「たぬきのお母さん」になって、
こどもといっしょに思いっきり暴れちゃおうかな？？？
本当はお母さんだってやってみたいんですよね、
はちゃめちゃなこと。
誰か後片付けをしてくれる人さえいてくれれば！！

「つんつく先生」の作者が書いた絵本です。
予想通り茶目っ気たっぷりの愉快なお話でした。
まあちゃんのお母さんが怒ったとき、私にそっくりかも。
あの後、お片づけ大変だったでしょうね。
それにしても、「だめ」と言われていることをやるのは楽しいんでしょうねえ。