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シニガミさん」 みんなの声

シニガミさん 作・絵:宮西 達也
出版社:えほんの杜
税込価格:\1,408
発行日:2010年09月
ISBN:9784904188095
評価スコア 4.6
評価ランキング 4,165
みんなの声 総数 128
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128件見つかりました

  • 死神なのに暖かい

    • ももうさ♪さん
    • 20代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子2歳、女の子0歳

    「シニガミって死神!?」とタイトルにギョッとして、
    「え!?じきにオオカミも死んでしまうの!?」と更にギョッとして、
    一体どうなってしまうのかドキドキしながら読みました。

    でも「死神」ではなく「シニガミさん」なんですよね。
    人の死期を知ってはいるけれど、
    死を招くばかりではないのが心憎いなぁと思いました。


    最初は食べるつもりだったのが、
    一生懸命看病するうちに優しい気持ちになっていったり、
    食べられてしまう側なのに、
    そんな優しさに触れることでそれでもいいと思ったり・・・
    (きっとそういう気持ちからの「食べて欲しい」ですよね)

    どんな人にも優しい気持ちは芽生えるもの、
    たとえどんな間柄でも友情は育めるもの、
    一生懸命諦めないで頑張れば、運命は変えてしまえるもの。

    たくさんの大事な事が詰まった絵本です。

    投稿日:2010/12/12

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    1
  • 生と死をみつめるもの

    レビュー企画のせいか内容の良さか、爆発的なレビュー数につられて手にした絵本。
    中身の濃さに納得です。
    今にも息絶えそうなコブタ、自分が間もなく死ぬことも知らずコブタと対するオオカミ、そしてコブタとオオカミを見つめるシニガミさん。
    このまま劇にしてもおかしくないメリハリのあるお話です。
    気弱になったコブタは、オオカミのやさしさを受け入れつつ、自分の死を受け入れようとしています。
    自分が死ぬことを知らぬオオカミは、活きのいいコブタを食べるためにまずは元気にさせるために家に連れ帰ります。
    これは、オオカミにとっての手段でした。
    おいしく食べるためにあの手この手を尽くすうちに、オオカミの気持ちが知らぬ間に思いやりに、愛情に変わって行く。
    この設定に第三者が必要なのですね、シニガミさん。
    とても美しい話です。
    最後のシーン、コブタもオオカミも死ななくて良かったと思ったけれど、コブタとオオカミが天国で仲良く暮らしているようにも思えました。
    だって、どうして助かったんだかわからないのですから。
    どちらにしても最後のシーンがあるから、何度読んでも心に響く絵本です。
    今回は、嫁さんの読み聞かせで私も聞き手に回りました。

    余談ですが、『しにがみさん』(野村たかあき作)、『しにがみとばあさん』(鎌田暢子作)もお薦め。
    シニガミってけっこう良い奴かもしれません。

    投稿日:2010/11/24

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    1
  • 本来はおひとよし

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子19歳、女の子17歳、女の子15歳

    宮西さんには親子して何度も泣かされました。

    どのように、どっちが助かるの?

    いやな事ですが、結末を予想して読んでしまっていたので
    正直ちょっと予想外でしたが、ホッとしました。

    シニガミさんが運命を決めるのか。
    でも、運命を決めさせるのは自分自身なのですね。

    取っ掛かりは利己的でもいい。
    人の事が考えられるようになれれば、自分の運命だけでなく
    周りの人達の運命すら変えることができるのですね。

    「情けは人のためならず」
    最近、解釈が変わってきてしまっているこの諺の
    本来の意味が蘇ってきたような作品でした。

    投稿日:2010/11/23

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    1
  • 息子に読んだつもりが・・・

    最初、息子に読む為に本を読みました。
    2歳児にはまだ、理解できない内容ですね。
    しかし、大人には、ジンワリさせられるものがあります。

    あきらめない事。
    困難に立ち向かう事。
    垣根を越える事・・・。

    そんな内容をシニガミさんは淡々とした口調で話し、そして表情も変えませんが、オオカミとコブタを優しく見守っています。

    最後は、ホっとして、心が暖かくなるお話です。
    大人でも十分、楽しめます。

    投稿日:2010/11/08

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    1
  • ちょっとリアルで あたたかい

    • はったんこさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 女の子15歳、女の子12歳

    絵はいつものおおかみとこぶたのシリーズ。ちょっとまぬけなおおかみに、また笑ってしまうかなと思いましたが、いろんな姿に変わる死神の言葉が、子どもにとってはリアルで緊張してしまうかも。と思いましたが、最後はホッとあたたかくなりました。よみきかせにもおすすめできると思います。

    投稿日:2010/10/24

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  • ちょっとサスペンス?

    • みっしさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮城県
    • 女の子8歳

    基本的に子豚と狼のやりとりが
    ユーモラスでかわいらしいのですが、

    シニガミさんというタイトルや、
    存在感あるシニガミさんの絵や語り口調に
    どことなくゾワゾワ感が誘われて、
    ちょっぴりサスペンスな香りがしました(笑)

    けっして怖い話ではないんだけど
    最後には、ハッピーエンドなんだよね??
    と、ちょっとハラハラ。
    もちろん最後は、よかったね〜となりますよ^^

    娘のほうが『おもしろかった♪』とあっさり
    楽しんでいたようです。

    投稿日:2010/10/20

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  • 懸命に生きろ!

    • キャッティーさん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 男の子5歳、男の子3歳、女の子0歳

    宮西さんのはじめて読んだ作品『シニガミさん』。
    ブラック+不気味な死神の表紙が目をひきました。

    シニガミに見つめられている、オオカミとコブタ。
    死が迫っているという悲しい設定からこのお話はスタートします。
    そんな絵本、今まで読んだことはありません。
    重いテーマが、私の心にズシリと圧し掛かります。

    何にも知らないオオカミとコブタ。
    2匹をじっと見つめるシニガミ。
    本当に死んでしまうの・・・?
    ページをめくるたび、ドキドキしました。

    だんだん、2匹の身体や気持ちに変化が表れます・・・

    懸命に生きろ!・・・オオカミの友情に心打たれました。

    さて、オオカミとコブタの運命は・・・?
    それは、ぜひとも読んで確かめてみてください。

    『シニガミ』の存在を、この絵本で初めて教えることができました。
    一生懸命聞いていましたよ。絵も文も、最後まで夢中で見ていました。

    親子でお気に入りの1冊です。

    投稿日:2010/10/18

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    1
  • 余計な心配

    オオカミは食べようと思ったコブタが病気と知って看病し、
    命がけで助けようとまでします。
    「命にかえてでも生かしたい!」という熱い想いは、
    「死ぬ日を決める」のが生業のシニガミさんの心さえ、動かします。

    乱暴者の代表格とも言うべきオオカミが、
    一生懸命コブタを助ける実はすごくいい奴っていう発見に
    親子揃って嬉しがったし、
    オオカミとコブタが、
    食物連鎖の掟を超えて親友になったことは素直に素敵だと思う。

    そんなグッとくる物語なのだが、
    ふと心配もしてしまうのだ。
    シニガミさんのことを。
    結構「命より大事な人」っているもんだ。
    みんな、大事にされている。
    シニガミさん、転職とか考えているんじゃないか、なんて、
    余計な心配だよな・・。

    投稿日:2010/10/17

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    1
  • 題名にびっくり!

    題名にびっくりして読んでみました。
    素敵なお話でした。
    おおかみさんって実はやさしいんだね。こんな二匹を見守っていたシニガミさん いいひとだったんだ(笑)

    投稿日:2010/10/16

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  • はじめの1ページ目は黒を背に白であの言葉!!
    とてもドキリとしました。
    命というものは、とても大切なものです。
    この世に生を受けた以上どんな辛いことがあろうと
    全うしないと地獄に落ちると私は教わったことがあります。
    ブタさんの方にも夢枕で一工夫欲しかった気がします。
    自殺という行為が後を絶たない今、絵本では描けないものでしょうか?

    投稿日:2010/10/16

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