「どいてよへびくん」 みんなの声

おこりんぼのネコちゃんに、
マイペースなすまし顔のへびくん。

ヘビ君が長すぎて、ネコちゃんの遊びの邪魔ばかりしてしまいます。でも最後は雨が降ってきて・・！？？

とてもユニークで可愛らしい内容でした。

「どいてよ」「どいてよ」と言うわりに、
ずっと一緒に行動して遊んでいるネコちゃんも可愛いし、
ヘビ君のすまし顔も可愛い☆
お習字（？）をしているときのヘビ君の顔が、
私はとてもお気に入りです。

五味太郎さんは、息子も絵が好きな様で、
図書館へ行くと必ず五味さんコーナーへ立ち寄っています。

言葉が少ないので小さい子も読みやすいと思います。
ただ、「どいてよ」が、ブームにならない時期が良いかもしれませんね。

一度目に読んだときに子供たちから「おもしろくない」と
思いっきりつぶやかれてしまいました。
同じ言葉で感情を変えて望んだ二度目の読み聞かせでようやく
笑いのつぼにはまり楽しいと言ってもらいホッとした絵本です。
言葉の音読の大切さをしみじみと大人が感じる本かも
しれませんね。

この絵本に出てくるへびくん、
ネコちゃん（…だよね？）の邪魔ばかりして楽しんでいる様子が
まるで幼児を見ているようです。子どもって、
親がやめて欲しいと思うようなことばかりすること、ありません？
へびくんのすることは、まさにそんなことばかり。

でも、最後は…？
ほんとはいいとこ、あるんですよねっ♪

娘にこの本を読んだ後、「へびくんと女の子は仲良しなのかな？」と聞いたら「仲良しだよ」と答えてました。この本を読んだひとは皆どう思うのでしょうか？
　ページが進むたびに女の子は険しい顔になってどいてよ！と言っているのも見ものです。文章も短いですし、時間の無い時に特にお勧めではないでしょうか？

この本を読み聞かせで読ませてもらいました。
小学校３年生です。
「本当はへびくんは一緒にいたかっただけなんじゃないかなぁ〜」という子どもの感想に、胸をずきっと打たれた感じがしました。
この本は、へびくんの気持ちに立って考えられる
子どもの言葉を聞くことができる本だと思います！
「どいてよ」と言っているネコくんの眉毛の上がり下がり具合も見ながら読んでみると面白いと思いますよ。

女の子のこまった顔。へびくんと友達（？）なのに、へびくんが長くて、どうしても、じゃまでしかたない。だんだん、不満がたまってか、女の子の顔も、おこった顔に。
心の変化がわかります。

雨が降ってきて、へびくんが、かさになってくれたので、「どかないでね。」といって、ちょっと、複雑な気持ち。
次のページでは、女の子がへびくんに、触れているけど、へびくんは、しらんぷり（？）
娘といっしょに、この時のセリフを考えてみました。

「きっと、なかよくしようよって、いってるのよ。」

そうだね。最初からいっしょに、仲良く遊べばよかったのにね。

五味太郎ファンの娘に読み聞かせたところ、早速夢中になってしまい、
一時期「どいてよ！」が口癖に（汗）。

数ある「どいてよ！」の中で、私も娘も「すべり台」のページが
一番好きです。
そして、ラストのページでは、親子で感情をこめて、
「、、、どかないでね」
と、つぶやくのが「お約束」になってます。

公園での出来事を描いたお話なので、１歳頃からでも十分
楽しめると思いますが、やはりこの絵本の「ツボ」に気づいて、
親子で大笑いしながら読めるのは、２歳頃からだと思います。

五味太郎さんの絵本は、どれもシンプルで面白いのですが、特にこの絵本は、くり返しの中にブラックユーモアが見え隠れして、何度読んでも面白い！　絵も、気弱そうなヘビがとてもかわいい。そう言えば、友だちって、いつもいっしょにいると邪魔っけなのに、ちょっと会わずにいると、なんか心がスース―する。大好き、時々大っきらい。友だちって、ホンと複雑です。ヘビは好きじゃあないけれど、このヘビ君には親近感を覚えてしまいます。

　大きな蛇が邪魔な主人公。どいてよ！と言う言葉のくり返しなのですが、ページをめくるごとに、その感情に差があって、思わす読む方にも力が入ってしまいました。

ラストが良かったぁ。
ねこちゃん（？）とへびくんは仲良し（らしい）。でも、絵を描いていても、砂場で遊んでいても、滑り台をしてても、へびくんはなんか邪魔なのです。
けしってわざとやっているんじゃないと思うんだけど、へびくんが長いのがいけないのよね。
そんなへびくんを「どいてよへびくん」と、怒ってばかりのねこちゃん。
だけど、最後は降ってきた雨がねこちゃんにかからないように、すました顔したへびくんが、上手い具合に身体を丸めて、傘になってあげる。
ねこちゃんのセリフは「どかないでね」
とっても可愛いお話で、子供たちも気に入ってくれました。