絵本ナビで、「いせひでこ展」の画像を見るたび、この絵(『まつり』の表紙)はなんだろう?と思っていました。
図書館の新刊コーナーでこの絵本を見つけ、ああ祭りの絵だったんだあと思いました。
読み始めればすぐにわかりますが、『大きな木のような人』の続編になります。
『大きな木のような人』はカバーと本体の絵が違っていましたが、この絵本はどうなのかな?
図書館で借りたのでブッカーが張られていて、その確認ができないのが残念です。
舞台は日本に移り、木の先生がさえらに会いに来ます。
日本的な情景の中、祭りにこめる人々の願いやまたその祭りが現在開かれるまでの年月までも
絵本の中から立ちこめてくるような気がしました。
人の一生も木の成長のようなものに感じられる最後の言葉。
さえらはこの先どんな人に成長していくのかな?
そして自分は?と。
絵本を見ながら久しぶりにいせひでこさんの世界を堪能しました。
『大きな木のような人』が幸いにも手持ちの本なので、読み比べてみたことはいうまでもありません。
もし、図書館で借りられるなら『大きな木のような人』とセットで借りられることをお薦めします。