かぼちゃの煮物を食べるときの音って、どんな音でしょうか?考えたことありますか?
この絵本は、ものを食べた時の音を表現しています。
それも慣用的な(飲み物ならゴクリとか)表現ではなく、
ほうれんそうのお浸しや、ワカメのみそ汁など、身近なのに
なかなか表現しにくい食べ物が出てくるから面白い。
2歳娘に最初に読んだパパは
「こんな音しない」と駄目を出していましたが、
「じゃあパパは、どんな音がすると思う?」と尋ねてみると言葉に詰まっていました。
こういうのは正解はなく、それぞれの感性なのだと思います。
娘は初読から大好きな絵本で、5歳になった今でもよく
「よんでー」と持ってきます。
料理の絵も本当においしそうで、幼い子も自然に手を伸ばします。
幼い子の感性に訴える内容の絵本だと思います。