うさぎの坊やがベッドにもぐり、部屋に置いてあるもの一つ一つにおやすみを告げていきます。月明かりに照らされた明るい部屋がページをめくるたび、ほんの少しずつ薄暗く変化していくさまが子供を静かに眠りに誘う格好の演出となり、これには感動しました。部屋に掛けられた絵にも工夫が施され、娘はいつ気がつくかな…とちょっと注目してます。
「くまさん、おやすみー」「電気、おやすみー」とつぶやく娘の横で、この部屋のイラストを眺め、米国の中流階級の子供たちは幸せな「おやすみー」を告げていたんだなー、と思わずにはいられませんでした。
米国ではピーターラビットや、クラシック・くまのプーと並んで、赤ちゃんへのプレゼント、ナンバー1の絵本。英語だと韻を踏んでリズミカルな抑揚になることも、人気のある秘密かもしれません。
この作品のイラストを使用した絵合わせゲームは「赤ちゃんの初めてのゲーム」と謳われていました。写真立てやアルバム、カードなど関連商品もたくさん出ています。