けん・ひろし・くみの、わんぱくだんの三人。
今度は、公園のSLに乗って、大冒険に出かけます。
この公園に、廃車になったSLがあって、誰でも乗れるっていう設定から、もう夢が膨らみます。
うらやましいなあ!
SLが置いてある公園は、たまにみかけますが、
どれも「展示」というだけで、金網で柵がしてあったり、乗ったりすることが出来ない事が多いですよね。
安全上の管理のせいなのでしょうが、「のせてくれたっていいじゃない!」と大人の私でも思ってしまいます。
とにかく、わんぱくだんの三人が、SLに乗り込んだところ、
なんと汽車が動き出してしまう、というところからお話が始まります。
汽車は空を抜けて、雲の上まで行きます。
空を飛ぶ機関車、雲のわたあめ、ソフトクリーム。子供なら、キップはいりません。ただで乗れますよ。
ああっこれ、子供の頃に想像した人、どれぐらいいるのでしょうか。
私なんぞは、想像しすぎて、夢に出てきたことさえあります。
子供の夢をそのままに、絵本にしたててくれているのが素敵。
正直、この絵柄は私の好みではないのですが、読んでいてこんなに胸がわくわくする絵本なんです。
このラストも文句なし。
ザブトン10枚あげたって惜しくありません。
だから星5つ!!