「これはのみのぴこ」 みんなの声

　これは　のみの　ぴこ　　
　これは　のみの　ぴこの　すんでいる　ねこの　ごえもん　
　これは　のみの　ぴこの　すんでいる　ねこの　ごえもんの　しっぽを　・・・・・。

「ノミのぴこ」から始まって「ノミのプチ」まで、楽しい言葉遊びが続きます。
ぴょんと跳ねるノミ・とぼけた顔のネコ・だんごやさん・おすもうさん。はては、どろぼうまで・・・。
話のつながり方が面白くて見事です。
絵が、ユニークで、楽しさを倍増させてくれます。

マザーグースの歌にある「これは　ジャックのたてた　いえ」のようですね。

余談ですが、子どもは「これは　のみの・・・」も「これは　ジャックの・・」も暗唱してしまうんですよ。
中には，真っ赤な顔になって唱える子も・・・。
それがまた、可愛いんです。

最高におもしろいです！！
娘に読み聞かせ終えたら、やってきた息子。
続けて読むのはきつかったので、
「おもしろいから声に出して読んでみて」に素直に従った息子。
最初は簡単。でも途中から気がつき。
どんどん増える言葉に、「あと何行ある？」。ママも思いましたよ〜。
読み終えたあとポツリと
「おもしろいけど　つかれる〜」と深呼吸してました。

一ページ一ページと積み重なっていく言葉。最後の方になると息切れしてしまいますが、この本を読み聞かせるコツは、一ページをいっきに読み上げることだと思います。息継ぎしないで読むことが出来るかどうか、読むほうも聴くほうもドキドキする絵本です。

保育アドバイザー養成の講座の、テキスト本にも使用されていたと聞きました。いい本なんですねぇ。本文が、くりかえしの中でどんどん増えてゆき「じゅげむじゅげむ･･･」のようです。そのまま読むのはしんどいので、最後に増えていく行だけ素早く読みながらめくっていってあげますと、大変喜びます。もういったい何度読んであげたかわかりません･･･

ええ、わが子には最初に読んでいますが（笑）、読み聞かせボランティアの活動で、時々、小学生にも読んでます。
高学年の子どもたちも、楽しんで聞いてくれます。

谷川俊太郎さんの文と、和田誠さんの絵。
なんてぴったりなんでしょう。
この絵本は、その谷川さんの文まで和田さん仕様で、ぬくもりを感じます。

小さな子どもから大人まで、年齢を問わず楽しめる、素敵なことば遊び絵本です。

一度でいいから、一息で読んでみたい…（＾▽＾）ゞ

子どもが小さい頃は、毎晩読み聞かせをしていました。

お父さんが読み聞かせをする日は、子どもたちはこの絵本を持ってきます。

お父さんが、のりのりの早口で読んでくれるので、子どもたちは大喜びでした。
あまりに興奮して、寝るどころではありませんでした。

それでも、お父さんはここぞとばかり、早口で読んで、
子どもたちは尊敬しつつ、おおうけして、楽しんでいました。

谷川さんの公開授業を、息子が４年生の時に受けました。
普段も感覚を大事にされているようで、
子どもには難しい授業でしたが、勉強になりました。
息子さんが、とても穏やかで、いいコンビでした。

小２の息子がとても気に入ったので、
お昼休みのおはなし会で読んでみました。
低学年の子がほとんどでしたが、
とても楽しんでいるようでしたし、
私自身、「読み聞かせって、楽しい！」と思えた本です。

家ではよく息子が口ずさんでいるのですが、
本を逆に開いていき、
「のみのぷちからスタートして。最後がピコになるように。」
と難しいリクエストをしてきました。
なかなか難しいんですよ。

子どもを夢中にさせるすごい本です。
さすが谷川俊太郎さんと和田誠さんの名コンビ！

谷川さんの典型的な言葉遊びの歌です。

これはのみのぴこ

という一行から始まり、

これはのみのぴこの
すんでいるねこのごえもん

という風に、説明する言葉がどんどん重なって
そこに挿し絵がかいてあります。

途中にはいしゃさんやお相撲さんまで登場し
のみのぴこからはじまったお話はさいごは・・・

うちの娘はこの言葉の積み重ねがとてもきにいったらしく
何度も何度も読み返して覚えようとしていました。
でもまだ覚えられない様子ですが・・・

わたしがすきで買った本ですが
子供たちも気に入った様子です。

子供って、ことばあそびが大好きです。大人は物語を薦めたがりますが、子供はこういうジャンルをすごく好みます。
この本は、娘が友達に読んであげたところ、友達もはまって、みんなで声をそろえて読んでました。そしていつの間にか覚えてました。ページをめくる前に、次に出てくる人物を『○○！』と、誰が早く言うか、競い合ってました。ページがふえると、文字もどんどん増えていくのに、子供は全然苦にもせず、すらすら覚えていきます。しまいには、後ろから読んだりして、いろいろ楽しんでました。

「のみのぴこ」から始まり、しだいに言葉が追加されていく、
ことばあそびの「積み上げ歌」の絵本です。
言葉のリズムもよく、つながり具合もユーモアたっぷりで、
次は何だろうとワクワクしながら楽しめます。

もともとがことばあそびですので、読み聞かせに向きます。
次第に早口にしたり、ＮＨＫで谷川先生が朗読されたように、
疲れたらゆっくり読んだりして抑揚をつけるのが面白いです。

幼児でも言葉のリズムのおもしろさで楽しめるようですが、
私が読み聞かせをした３年生くらいだと、
自分達でもオリジナルの積み上げ歌を作って楽しめたようです。
「選挙で選んだ市長の入れ歯作った歯医者さんの…」などの、
つながりのユーモアを楽しむにはもっと高学年でも良いですね。